高山帯に生息する県天然記念物「ミヤマモンキチョウ」の繁殖が、平地に広く分布する「モンキチョウ」によって阻害されている実態を、伊那市狐島の日本鱗翅(りんし)学会員、北原曜(ひかる)さん(70)が明らかにした。高山帯に生息域を広げたモンキチョウの雄がミヤマモンキチョウの雌と交尾し、ミヤマモンキチョウが子孫を残せない例が増えているとし、ミヤマモンキチョウの保全の必要性を訴えている。
ミヤマモンキチョウは県版レッドリストで準絶滅危惧種に指定。浅間山系や北アルプスに生息し、羽を広げた大きさは5センチほどでモンキチョウよりやや小さい。色は似ているが、羽の縁にあるピンク色の線などが特徴。クロマメノキを食草とする。モンキチョウは日本全国に広く分布する一般種で、マメ科全般を食草としている。
これまでモンキチョウの雄が高山帯へ生息域を広げ、種間交尾の増加が問題視されていた。北原さんは2年前から、県の許可を得て…
からの記事と詳細 ( ミヤマモンキチョウの繁殖「危機」 別種類のチョウが交尾 伊那市の北原さん解明|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト - 信濃毎日新聞デジタル )
https://ift.tt/f4IW7ro
No comments:
Post a Comment