[18日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスが18日に発表した第4・四半期(12月31日まで)決算は利益が約13%減少し、市場予想を下回った。投資銀行部門は好調だったものの、株価変動が乏しくトレーディング事業が悪化した。株価は序盤の取引で7%超下落した。
トレーディング事業を含むグローバル・マーケッツ部門の収入は7%減の約40億ドル。グローバル・マーケッツ部門は総収入のおよそ3分の1を占める。
株式引受収入が8%減。株式売出しに伴う収入が減少した。
債券トレーディング収入は18億6000万ドルとほぼ変わらずだったが、株式トレーディング収入が11%減少した。グローバル・マーケッツ部門の収入は前四半期比で29%減少した。
一方、投資銀行部門の収入は45%増の38億ドル。アドバイザリー手数料などが増加した。
普通株主に帰属する純利益は38億1000万ドルと、前年同期の43億6000万ドルから減少した。
1株利益は前年同期の12.08ドルから10.81ドルに減少。市場予想は11.76ドルだった。
総収入は8%増の126億4000万ドル。投資銀行部門とコンシューマー・アンド・ウェルスマネジメント部門がけん引した。特に傘下のコンシューマー・バンキング部門「マーカス」が好調で、クレジットカードと預金残高の増加が寄与し8%増収となった。
一方、賃金上昇と投資コストが利益を圧迫した。営業費用は23%増加。賃金と福利厚生費が大幅に増加した。
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