20日の米国株式市場は、買い材料に乏しい中でもみ合うものとみられる。
前日は世界的なデルタ株感染拡大懸念を背景に株安が進み、米株式市場では原油先物価格の大幅安にツレて石油株などエネルギーセクターが大きく下げ、NYダウは3日続落となった。きょう20日も引き続き、原油価格や感染者数拡大の状況を注視する必要がありそうだ。
企業決算は農機大手のディアの発表があるものの、小売大手も決算発表を終え、買い手掛かりに乏しい。一方、FRB(米連邦準備制度理事会)高官の動きでは、10月からのテーパリング(量的緩和の段階的縮小)着手を唱えるカプラン・ダラス連銀総裁の講演がある。ただ、週明けに7月中古住宅販売、7月新築住宅販売、4-6月期GDP(国内総生産)改定値などの経済指標が出るいるほか、週末26-28日には毎年恒例の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が控えており、とりわけ27日のパウエルFRB議長の講演に注目が集まっている。そうした重要イベントを控え、カプラン総裁がタカ派的な持論を再び展開しても、マーケットは織り込み済みで反応は限られそうだ。
<主な米経済指標・イベント>
カプラン・ダラス連銀総裁が講演
農機大手のディアなどが決算発表予定
(日付は現地時間)
◎投資関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。
提供:モーニングスター社
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