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Sunday, December 13, 2020

日本株が上昇、日銀短観の製造業景況感改善を好感-機械や化学高い - ブルームバーグ

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14日の東京株式市場は上昇。TOPIXは取引時間中で2年ぶりとなる1800ポイントを意識した展開。午前9時前に発表された日銀短観で大企業・製造業の景況感が2期連続改善し、機械、化学、電機など製造業を中心にほぼ全業種が買われている。米子会社の株式の一部を売却すると発表したソフトバンクグループが急伸し指数を押し上げている。

  • TOPIXは前営業日比14.27ポイント(0.8%)高の1796.28-午前9時50分時点
  • 日経平均株価は183円55銭(0.7%)高の2万6836円07銭

<きょうのポイント>

  • 日銀短観、大企業・製造業の景況感マイナス10-2期連続改善
  • 英EU通商交渉、今後も継続で両首脳 合意-「時間切れ」迫る中で
  • コロナワクチン14日にも米で接種開始、290万回分搬送へ-CDCも推奨
  • ソフトバンクG株が一時5.7%高、ボストン・ダイナミクス株一部売却

  日銀が発表した短観は、大企業・製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)がマイナス10と前回9月調査から17ポイント改善した。

  三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは、日銀短観は改善の度合いが予想を大きく上回ったことが評価されていると指摘。先行き見通しも大企業製造業で良好な見方が出て、相場を押し上げていると話した。

  一方、市川氏は設備投資が予想を下回ったことを踏まえるとマーケットの反応は強めで、相場は上値を試してから利益確定の売りに押される展開になりそうだとみる。新型ワクチンの米国での摂取も始まることから、ワクチンの普及と経済が期待通りに正常化するかに焦点は移るという。

  東海東京調査センターの平川昇二チーフグローバルストラテジストは、欧州連合(EU)と英国の通商交渉継続の合意で、為替がポンド高ドル安に動いていることは「世界株にはマイナスではなく、日本株にも悪い話ではない」とみていた。

  • 東証33業種は機械、情報・通信、保険、化学、その他金融などほぼ全業種が上昇
  • 空運、精密機器は下落
上げ幅拡大

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