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日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
2日の東京株式市場は主力株をはじめ総じて買い優勢の展開となり、日経平均株価は続伸する公算が大きそうだ。前日の米国株市場では注目されたFOMCを前に、取引前半はNYダウなど主要株価指数が軟調な展開を強いられた。FOMCの結果発表後は利上げ打ち止め期待の後退から、ダウは一時500ドルを超える急落をみせたが、その後のパウエルFRB議長の記者会見中に急速に下げ渋り、結局終値では小幅プラス圏で着地する荒い値動きとなった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も同様にマイナス圏から切り返したが、こちらは大幅プラス圏で取引を終えた。外国為替市場ではドル売り・円買いの動きを誘発し、1ドル=128円台まで円高が進行した。東京市場では、FOMC通過後に米国株が買い戻される展開となったことを受け、リスク選好の地合いとなることが予想される。ただ、国内企業の決算発表が本格化するなか、足もとで進む円高などに対する警戒感も拭えないほか、マーケットの関心が高い米大手ハイテク企業の決算発表を控え、積極的に上値を買い進む動きも想定しにくい。日経平均株価は強含みの展開ながら、2万7000円台前半から半ばにかけての比較的狭いレンジでの推移が予想される。
1日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比6ドル92セント高の3万4092ドル96セントと小幅続伸。ナスダック総合株価指数は同231.768ポイント高の1万1816.320だった。
日程面では、きょうは1月のマネタリーベース、1月の財政資金対民間収支など。海外では英中銀が金融政策委員会の結果と議事録を開示、ECB理事会の結果公表、22年10~12月期米労働生産性指数、12月の米製造業受注など。
出所:MINKABU PRESS
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