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Saturday, December 24, 2022

米国株、ダウ反発し176ドル高 原油高で資源関連株に買い ナスダックも反発 - 日本経済新聞

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【NQNニューヨーク=川内資子】23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比176ドル44セント(0.5%)高の3万3203ドル93セントで終えた。原油高を受けて資源高の恩恵を受けやすい銘柄が買われた。半面、米利上げ継続が景気を冷やすとの警戒は根強く、ダウ平均は安くなる場面もあった。

朝方発表の11月の米個人消費支出(PCE)の物価指数はエネルギー・食品を除くコア指数が前年同月比4.7%上昇と伸び率は市場予想(4.6%)より大きかった。米連邦準備理事会(FRB)による利上げが長期化するとの見方から米長期金利が上昇。金利上昇の局面で割高感から売られやすい高PER(株価収益率)のハイテク株の一角が売られた。ダウ平均は朝方に一時200ドル超下げた。

午前中ごろ発表の12月の米消費者態度指数(確報値)で消費者が予想する1年先のインフレ率が1年半ぶりの低水準となった。インフレ率は高水準ながらも縮小方向に向かうとの見方を誘い、株式の買い直しを促した。クリスマスの前で休みを取る市場関係者が多く、薄商いで値動きが不安定になったとの指摘があった。

米原油先物相場が23日は約3%上昇し、収益押し上げへの期待から石油のシェブロンや建機のキャタピラーが買われた。足元で売られていた化学のダウやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが買い直されたほか、保険のトラベラーズなどディフェンシブ株の一角も上げた。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発し、前日比21.744ポイント(0.2%)高の1万0497.863で終えた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムやネット検索のアルファベットが上昇した。一方で、スマートフォンのアップルや電気自動車のテスラなどは下げ、ナスダック指数は安くなる場面もあった。

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