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Thursday, September 8, 2022

消えたのが惜しまれる。実験的な攻めで未来を見せたAndroidスマホたち - GIZMODO JAPAN

飛び出すセルフィーカメラのOnePlus 7 Pro

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Photo: Sam Rutherford / Gizmodo

惜しまれながら消えていったOnePlusのフィーチャーといえば、これもありましたー。

フラグシップの期待を担って登場したOnePlus 7 Proですが、OEM側は相当苦労したんでしょうね。なにしろ全画面スマホです。フロントカメラは今ならパンチホールかノッチが標準ですが、どっちも間に合わなかったのか、7 Proは飛び出すカメラにて発売になりました。自撮りやビデオチャットのたびに、こいつがピョ~ンと飛び出します。

飛び出した状態でカメラに22.3kgのコンクリート塊を吊り下げてもポキッと折れない怪力で、世界をあっと言わせた幻のフロントカメラ。

Video: OnePlus/YouTube

ただギミックに弱点はつきものです。スマホを落とすとレンズが割れたりもしたほか、隙間にゴミが入るって苦情も出て、あっけなく退場となりました。

SONYのPSPスマホ「Xperia PLAY」

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Photo: Kat Hannaford / Gizmodo

10年あまり前にブログを沸かせた懐かしのソニーエリクソン製スマホ

ゲーム機にAndroidを搭載してスマホにした、みたいな展開で(同じく2011年発売のVitaとやや被る)、スライドすると下からコントローラーが出てきます。遊べるタイトルは、フォーマット済みのプレステゲーム50種とAndroid Marketplaceのゲーム、でした。

あるときはスマホ、あるときはタブレットの「Asus PadFone X」

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Photo: Sean Hollister / Gizmodo

折りたたみの前には、タブレット×スマホのハイブリットが欲しかったら「Asus Padfone」シリーズでした。

写真の機種はAsus PadFone X Mini。4.5インチのスマホなのに、7インチのタブレットとしても使えるトランスフォーマーで、米国で2014年AT&Tから発売になったものですが、低スペックで画面はパッとしないし、カメラはもっとパッとしなかった記憶があります(スマホ用のチップ開発を本格化する前のIntelチップが内蔵だったのも一因)。なお、Asusからは「電話もできるタブレット」のFonePadも出ていました。

復活してほしいよ。eインクのYotaPhone

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Photo: Darren Orf / Gizmodo

ロシアのスマホ、YotaPhoneです。

第2世代のYotaPhone 2は本当によく考られた2画面スマホで、オモテのLCD画面とは別に、ウラ側にバックアップのeインクの画面が装備されていて、バッテリーを節約したいときにはウラ側で文字を読んだり地図ナビを参照できるすぐれもの。もっとも、当時のレビューにあるように、GUIの問題と反応が遅いのとでブレイクには至りませんでしたが、電子ペーパーで節電というのは悪くないアイディアでした。

ローラーボールに全ギークが熱狂した初代Nexus One

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Photo: Jason Chen / Gizmodo

こんなこともできるんだぜー♪とローラーボールをちょろちょろ這わせる「LIVE壁紙」でAndroid軍勢を鼓舞し、ヘンテコ機能追及の旅に駆り立てた初代Googleフォン「Nexus One」。LIVE壁紙はほかのAndroidスマホにも広まって、自分が初めて買ったAndroidのHTC Incredibleにも搭載されていました。やがてほかの用途に使おうぜーってなっちゃったけど、いま見てもおもしろいです。水紋もあったんだね。

Video: Jon Rettinger/YouTube

放射線を検出できるシャープの「PANTONE 5 107SH」

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Image: Engadget / Pantone

2012年発売のシャープ製スマホは放射線測定機能付き。震災後のニーズにこたえるJAPAN限定モデルです。

放射線測定には大きな回路が必要なのですが、これだけの短期間に、これだけのダウンサイジングを可能にしたシャープの製造技術には目を見張るものがあります(ケータイWatchのインタビューによると、最初30×25×3mmだったものを20×25×2.5mmまで小さくしたそうですよ)。昨今のウクライナ情勢や異常気象を見ると、また必要になる機会はないとは言えない…かも。

使えるパーツはずっと使えるモジュールスマホ「Project Ara」

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Photo: Sean Hollister / Gizmodo

使い捨てスマホの山に逆らうGoogleの試みが「Project Ara」。

外枠(エンドスケルトンと呼ぶ)に必要なパーツを自由にはめて使えるスマホです。いちいち新品出るたびにまるごと機種替えしなくても、使える外枠はそのままに、カメラだけいいのに交換したり、プロセッサだけ新しいのに替えたりできるのがポイントですね。

残念ながら、大量生産の前段階では各パーツのコストがかかりすぎて、そのハードルを越えられないまま2016年にプロジェクトは終了となりました。一度でいいから触ってみたかった…。

モジュールスマホの精神はオランダのFairphoneが受け継いでいます。

パーツの付け替えはドキドキものだけど、カメラが遅いとかボディがごついとか文句言ってる間に地球終わったら洒落にならないわあ…と、記録的熱波の温度計をにらみながら思う、今日この頃でありました。

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