【NQNニューヨーク=川上純平】3日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに小幅に反落し、前日比5銭円安・ドル高の1ドル=113円95銭~114円05銭で取引を終えた。3日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて米長期金利が上げ、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが優勢となった。
米国が金融政策の正常化に向かい始めた一方、日銀は当面、現状の大規模緩和を続けるとみられている。日米の金融政策の違いが意識され、円の重荷となった。一方、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は会合後の記者会見で「今は利上げする時ではない」と繰り返し、利上げ前倒し観測をけん制した。ハト派的な姿勢が示されたのは円の下値を支えた。
円の安値は114円21銭、高値は113円73銭だった。
円は対ユーロで反落し、前日比45銭円安・ユーロ高の1ユーロ=132円35~45銭で取引を終えた。
ユーロは対ドルで反発し、前日比0.0030ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1605~15ドルで取引を終えた。
ユーロの高値は1.1616ドル、安値は1.1563ドルだった。
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