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Sunday, September 12, 2021

日経平均、ワクチン接種進展が支え(先読み株式相場) - 日本経済新聞

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13日の東京株式市場で日経平均株価は前週末終値(3万0381円)を挟んで一進一退か。日経平均は9月に入り8%高と急ピッチで上昇しており高値警戒の売りが出やすい。半面、新型コロナウイルスワクチンの接種の進展が支えになるだろう。日経平均は2月16日の年初来高値(3万0467円)を上回り、1990年8月初旬以来、31年1カ月ぶりの高値を試す可能性もある。

10日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が前日比271ドル(0.8%)安と5日続落し、約2カ月ぶりの安値となった。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も0.9%下落した。ただ、足元で米株と日本株は連動していない。むしろ米株の上値が重いため、日本株などに投資マネーが向かっているとの見方もある。東証株価指数(TOPIX)は10日に年初来高値を更新した。

東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出する騰落レシオ(25日平均)は139.08%と、買われすぎの目安とされる120%を大きく上回る。高値警戒の売りや利益確定売りが出やすく、相場の重荷となりそうだ。11日早朝の大阪取引所で日経平均先物の12月物は前日の清算値と比べて220円安い2万9940円だった。

トヨタ自動車が10日、東南アジアのコロナ感染拡大の影響から22年3月期の世界の生産台数を900万台レベルに下方修正した。8月に9月の減産計画が公になった際は関連銘柄に売りが波及した経緯がある。

一方、国内のコロナワクチン接種の進展は相場を支えそうだ。西村康稔経済財政・再生相が12日のNHKの番組で、ワクチン接種を2回終えた人が国内で「5割を超えている」と話した。近く米国の接種率を上回る見込みで、国内経済の正常化への期待を高めそうだ。

財務省と内閣府が7~9月期の法人企業景気予測調査を発表する。日銀が8月の企業物価指数を発表する。神戸物産が20年11月~21年7月期の決算を発表する。福証Qボード市場にGeolocation Technologyが上場する。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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