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Tuesday, September 21, 2021

サバ塩焼きや焼き鳥、ばらずし… 30種類の和洋食が食べ放題 - 京都新聞

料理を選ぶ楽しみもバイキングの魅力の1つだ

料理を選ぶ楽しみもバイキングの魅力の1つだ

カウンターに所狭しと置かれた料理と加畑さん(宮津市鶴賀)

カウンターに所狭しと置かれた料理と加畑さん(宮津市鶴賀)

 数軒の小さな飲食店が身を寄せる街角で、控えめに主張する「1000円食べ放題」の文字に心を引かれる。京都府宮津市の「ランチバイキングつかさ」の扉を開けると、気のよさそうな店主の「いらっしゃい」という声が聞こえてきた。


 元カラオケ喫茶だという店内は青い壁紙がそのまま残り、飲食店としては風変わりな装い。常連客が歌を楽しんだであろうカウンターには、バイキング形式で和食から洋食まで所狭しと料理が並ぶ。


 サバの塩焼きに焼き鳥、丹後ばらずし。料理を選ぶ楽しみが童心に返らせてくれる。約30種類のメニューのほとんどは、店主の加畑司さん(62)=与謝野町幾地=が早朝から手作りする。


 天橋立のレストランで定年まで勤めた後、「自分で自由に店をやりたい」と2年半前に開店した。リーズナブルな値段の理由は「昼食は出してもせいぜい千円まで」という考えから。持ち帰りは500円(500グラム)で、近くの高齢者がお総菜代わりに買っていくこともあるという。


 料理人歴は長い。高校時代、テレビドラマの影響で板前にあこがれ、20歳で調理師免許を取得。京都市内の和食店や寿司(すし)店など10軒以上で修業を積んだ。30歳の時、西陣京極(上京区)の飲み屋街に念願の居酒屋を開店。長男だったことから、「繁盛しても3年間で与謝野町の実家へ戻る」と心に決め、毎日深夜まで板場に立った。


 名物の「カレイの香味揚げ」は、居酒屋時代からのオリジナルメニューだ。60歳を超えても、多品目を作ることは苦にならない。「好きな物を作りお客さんに食べてもらうのが楽しい。好きだから続けられる」

 ランチバイキングつかさ 宮津市鶴賀2163ー7。午前11時~午後2時。月、木曜定休。5人以上での来店は要予約。0772(22)8770。

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