他方で、特例措置がなくなれば、休業者が解雇され、コロナが収まった後で、失業率が高まる。
巨額の費用を投入して失業率を一時的に押さえ込んだものの、コロナが引き起こした基本的な問題は、何も解決されていなかったということになる。
以上を考えると、労働力の大規模な配置転換が必要だ。
再配置先としてまず考えられるのは、介護部門だ。
■介護福祉職の人手不足感はいまだ強い
ここでは、コロナ下でも有効求人倍率が高い値を維持している。介護福祉職の2020年11月での有効求人倍率は3.90倍で、全職業計の1.06倍と比べるとかなり高い。
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