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長期金利が約5年ぶりの水準に上昇した。日本銀行の政策点検を巡る懸念が根強い中、前日の米国長期金利が急上昇したことを受けて売りが先行している。
新発10年国債利回りは0.17%と、日銀がマイナス金利政策導入を決定した2016年1月29日以来の高水準をつけた。米長期金利は前日に一時23ベーシスポイント(bp)高い1.61%台まで急上昇した。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、長期金利について、「米10年国債利回りは1.61%まで急上昇しており、早々に2%が視野に入っても不思議ではない」と指摘。「きょうは予定されていない日銀の国債買い入れを引き出そうとする展開が予想される。日銀が動かなければ長期金利0.2%も見えてくる」との見方を示した。
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