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Wednesday, January 20, 2021

JR東、SuicaやPASMOなど10種類の交通系ICカードで駅入場を可能に 3月13日開始 - ITmedia

 JR東日本は、交通系ICカードを使って駅に入場できる新しいIC入場サービス「タッチでエキナカ」を発表した。Suicaなどで同一駅の改札を2時間以内に出入りすると、入場料をチャージ残額から自動で精算する。サービス開始日は3月13日。

phot JR東日本は、交通系ICカードを使って駅に入場できる新しいIC入場サービス「タッチでエキナカ」を発表(写真提供:ゲッティイメージズ)

 実施エリアは、首都圏、仙台市内、新潟県内のうち、在来線自動改札のある駅。新幹線改札や、私鉄および地下鉄の乗り換え改札口など、一部の駅やコーナーはサービス対象外となる。

 対象の交通系ICカードは、Suica、PASMO、ICOCAなど10種類。モバイルSuicaやApple PayのSuicaでも利用可能とする。仙台エリアではicsca(イクスカ)も対象となる。入場料は150円(以下、税込)で、東京駅、新宿駅、品川駅など一部特定区間は140円。

phot 「タッチでエキナカ」利用のイメージ

ビジネス的な狙いは?

 同社の広報担当者に「タッチでエキナカ」導入の狙いを聞いた。

 「自動改札で入場できるようにすることで、これまで入場券を買わなければならなかったわずらわしさを取り除き、通り抜けや送迎をしやすくしてお客さまの利便性向上を図っています。また、駅ナカ施設の利用機会を増やすことによってビジネス的にも利点があると考えております」

 一方、SNSなどでは「もっと早くにサービスを実施してほしかった」との声も出ていて、その点について尋ねると「交通系ICカードは、あくまで乗車することを目的としております。さまざまなご意見をいただき検討を重ねてきた結果、このタイミングでのサービス開始となりました」と教えてくれた。

 同社は新型コロナウイルスのまん延による旅客数の激減で、苦境に立たされている。2020年10月に発表した21年3月期の業績予想では、連結最終損益を4180億円の赤字とした。エキナカの再活性化によって新たなニーズを掘り起こせるか。

phot JR東日本の業績予想では、連結最終損益を4180億円の赤字としている(2021年3⽉期 第2四半期決算説明会資料より)

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