“半導体確保に努めています”
半導体の不足によって、世界のさまざまな自動車メーカーが減産に追い込まれる事態が発生している。日本のメーカーも例外ではなく、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダなども減産の方針を明らかしている。 米・テキサス州の工場の減産を明らかにしたトヨタ自動車は、「日本市場における影響は、現時点でありません。ただし、状況は逼迫しています。半導体の確保を努めています」(同社広報部)と、述べる。半導体不足の影響はトヨタブランドだけでなく、レクサスにも及ぶ可能性があるという。 追浜工場(神奈川県)の減産を明らかにした日産自動車は、「あらゆる車種について生産調整を検討しています。随時、必要な対策を実施していきます」(広報部)という。影響する車種や、台数の詳細については答えられないとしつつ、ユーザーには「ご迷惑がかからないよう努めております」と、述べる。
半導体不足と今後
なぜ半導体が不足しているのか? 北米や鈴鹿製作所(三重県)の減産を明らかにしたホンダの広報は、「世界的な半導体の不足について、ホンダとして明確な見解があるわけではありませんが、報道にあるように、5G(通信規格)の関連機器や、パソコン、巣篭もり需要で高まったゲーム機向けなどの増産が影響しているのではないか? と、考えています」と、述べる。 販売への影響については「日本市場は、販売の遅れなどにはつながっていません。影響を最小化するため、工場によっては生産車種の入れ替えなどをおこなっています」と、話す。 海外市場ではすでに影響が出ているようだ。ホンダの英国工場(HUM)では、1月18日から1月21日までの生産停止が決定ずみだ。「半導体不足にくわえ、新型コロナウィルスの感染拡大に伴うほかの部品の納品遅れも影響しているようです。生産停止の要因は複合的です」と、ホンダは述べる。
文・稲垣邦康(GQ)
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