【モスクワ=小柳悠志】リトアニアの首都ビリニュスの病院で、医師ら79人が新型コロナウイルス向けワクチンの1回目の接種後、新型コロナに感染していたことが分かった。ワクチンは米製薬大手ファイザーなどが開発したもので、同病院感染症センターの責任者は「接種時に医師らは既にウイルスに感染していた可能性がある」と説明しているという。ロシア通信などが15日に伝えた。
ファイザーは、ワクチンの十分な効果が表れるのは2回目の接種から1週間後としており、今回感染が確認された医師らは2回目は未接種だった。同病院感染症センターは「ワクチン接種により、感染しても重症化を防ぐことができる」との認識も示した。
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