2020年12月09日11時46分
小池百合子東京都知事が2030年までの「脱ガソリン車」方針を掲げたことについて、自動車業界では一定の理解が示される一方、「かなり厳しい」との声が上がった。自動車の電動化に向けた開発競争が国内でさらに加速し、業界内での淘汰(とうた)や再編につながる可能性もある。
30年までに「脱ガソリン車」 都内の新車、国に先駆け―小池知事
小池氏が掲げた脱ガソリン方針の期限は、政府目標の「30年代半ば以降」よりも5年以上早い。自動車大手幹部は「各国では都市部が率先して環境規制を強化している。世界的な流れだ」と受け止めた。電動車開発を促す補助金など支援策の拡充を期待している。
一方、「国より5年も早い脱ガソリンはかなり厳しい」(自動車大手)との見方は多い。一般的な新型車の開発期間は1サイクル5年とされ、「新車開発を1サイクル分早めなければならない」(同)と危機感を募らせる。
また電動車シフトの加速で車両価格が上昇すると、都市部を中心とした消費者の「クルマ離れ」に拍車が掛かる懸念もある。こうした中で、「電動化の技術開発に乗り遅れるメーカー、体力のないメーカーは競争から振り落とされる可能性がある」(別の自動車大手)という。
からの記事と詳細 ( 自動車業界「かなり厳しい」 都の「30年脱ガソリン」方針で - 時事通信ニュース )
https://ift.tt/36WlmrK
ビジネス
No comments:
Post a Comment