米系運用会社のファラロン・キャピタルは25日、株式を保有する東芝に対し、臨時株主総会の開催を請求すると発表した。東芝が11月に公表した中期経営計画の中で、大型の成長投資を計画していることに対し「合理的な説明を求める」としている。
ファラロンは新たな中期計画に関し、2年前に公表した計画の「自律的な成長と小規模なM&A（合併・買収）」の路線から大きく変わると指摘。「成長戦略を変更するなら株主の意思を確認する必要がある」としている。東芝は「招集請求の発表は承知している。正式に（招集請求を）受領すれば公表する」とコメントした。
東芝を巡っては、7月の定時株主総会の議決権行使の結果を問題視し、筆頭株主のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが25日までに臨時総会の開催請求を出した。
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