大阪府吹田市千里万博公園の生き物の博物館「ニフレル」が、フグ2種類の繁殖に、飼育展示施設として世界で初めて成功し、同館で公開している。これらを含むフグ4種類について、日本動物園水族館協会の会員で初の繁殖成功と認定された。
世界初となったのは、体長10センチ前後の小型のフグ2種類。マミズフグはインドなどの主に海に生息し、トラのような黒と黄の模様がある。昨年5月にホルモンを使う人工繁殖で約11万個の卵が生まれ、56匹が繁殖成功と認定される規定期間の半年以上、生息した。
もう1種類のテトラオドン・ショウテデニィは、アフリカのコンゴ川流域にすみ、黒い水玉が特徴で、2016年に14匹の自然繁殖に成功した。現在、それぞれ5匹と12匹を展示する。
日本初としては、ほかにメコン川流域の淡水フグ2種類も、16~17年に繁殖に成功し、その後、他の研究機関に譲渡した。
フグは日本人にゆかりの深い魚だが、世界的には詳しい生態が不明な種が多く、同館は約10種類を飼育して研究も進める。これらの4種類は他に飼育する施設が少なく、種を保全する上で重要な成果という。
動画投稿サイト「ユーチューブ」の同館公式チャンネルで19日午後3時~3時45分、繁殖法や飼育法、フグの魅力などを紹介する。問い合わせはニフレルインフォメーション(0570・022060)。
からの記事と詳細 ( フグ2種類繁殖に世界初成功…大阪・吹田のニフレル - 読売新聞 )
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