Dalam Pikiran: 安全・安心の浅草新仲見世ＰＲ感染防止へ「３つのお願い」商店街がポスター掲示

Sunday, August 23, 2020

店舗の前に「３つのお願い」のポスターを掲示する大谷理事長（右）ら＝台東区で

　浅草寺の門前、浅草新仲見世商店街（台東区）は、新型コロナの感染拡大防止を訴えるオリジナルのポスターを作り、各店舗で掲示を始めた。コロナ禍で客足が大幅に落ち込む中、安全安心をアピールし、買い物客を再び呼び込もうとの意図がある。　

　商店街関係者によると、コロナの影響で、外国人観光客を中心に訪れる人が激減。緊急事態宣言のころよりやや持ち直した八月も、全盛期の半分ほどの人通りという。今後の見通しが立たない状況に、十店舗ほどが商店街から廃業、撤退した。

　コロナ禍に対し約百十店舗が加盟するアーケードの商店街は、全店舗に消毒液を配るなど対策を徹底。台東区の「新しい日常　取り組み宣言」のステッカーを各店舗に配る際も、さまざまな感染防止策を取ることを誓う商店街独自の書類にサインを求め、貼っただけで何もしていない事態を防いでいる。

　ポスターも独自対応の一環。商店街のキャラクター「新にゃか」と、台東区観光ＰＲキャラクターの「台東くん」が二メートルのソーシャルディスタンスを取っているデザインで、三つのお願いとして、（１）買い物中のマスク着用（２）買い物中に他の人と十分な距離をとる（３）帰宅時の手洗い、うがい−を呼び掛けている。

　ポスター啓発初日の十七日は、理事らが洋品店や菓子店の店頭にポスターを掲示。大谷友孝理事長（６９）は「責任を持って感染防止に取り組んでいく。商店街で感染者が出たという情報はないが、気を緩めないようにしたい」と話した。（井上幸一）

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