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Sunday, July 12, 2020

ミックスの私が「初対面カード」を配る理由。それは無言のプロテスト(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース

初対面の人に必ず聞かれる、人種や見た目のことーーー。 日本は、私にとって自分の国。でも、聞かれるたびに思う、「他所者」扱いされていると。 初対面でよく聞かれる質問をまとめた「初対面カード」を配る理由について、あんなさんがハフポスト日本版に寄稿しました。 ---------------------

「ハーフですか?」 最初にこの質問をされた時のことは覚えていない。幼い頃には恐らく母に向けられていたこの質問が直接私に向けられるようになってから随分経つ。私は一体何度この質問に答えてきたのだろう。

もっとも多い質問が、「私の人種を聞く」

テレビや雑誌でよく見かけるようになった「ハーフ」こと「ミックス(ミックスルーツ・ミックスレイスの略)」だが、現実にはまだ珍しい存在だ。 レストランに行けばイングリッシュメニューを渡されるし、日本語を喋れば日本語を褒められる。コンビニでは「箸でも大丈夫ですか?」と聞かれ、銭湯では「入浴方法」の冊子を渡される。 そして中でももっとも多いのが、「私の人種を聞く」というもの。 どれくらいの頻度で聞かれるかというと、新しい人に出会えば「必ず」である。 近所のコンビニやレストランの店員さん、旅館のおかみさん、飲食店でたまたま隣に座った人、タクシーの運転手さん、大学の職員さん、街をゆく人、うちにガスや水道の点検にきた業者さん。普通であれば会話をする必要が生じないような人でも、質問をしてくる。 大げさだと思う人もいるかもしれない。私の周りの友人もそうだった。 でも半日一緒にどこかに出かけると驚かれる。「本当にみんなから聞かれるんだね。」と。 あまりにも聞かれるので、たまに私のルーツについて何も言われないと拍子抜けする。「え?私たち今日初めて会うのに私がミックスかどうか聞かないの?!」と。それだけでその人の評価が爆上がりする。 そしてこの「ハーフですか?」から始まるダイアローグは、その後も続く。いつも決まって聞かれる質問に対して、私の中では定型文の答えが用意されている。 親の人種。彼らの出会い。私がどこで生まれて育ったか。他言語は堪能か。日本は好きか。壊れたCDのように、会う人会う人全員と10分以上、なんどもしてきた同じ会話が繰り返される。

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