新型コロナウイルスの影響で休校になっていた三重県内の多くの公立学校が18日、分散登校で再開した。子どもらは久々の再会を喜びながらも「できるだけ友達との距離を保とう」と気を配る。愛知県や岐阜県でも今後再開し、6月中旬までに通常授業に移る予定だ。感染拡大を防ぎながら、勉強や学校での活動をどう軌道に乗せるか。教育現場の模索が始まった。
18日朝、三重県桑名市の市立七和小が約1カ月ぶりに再開し、マスク姿の6年生62人が登校した。児童は1メートルほど間隔を空けて着席。ホームルームの時間にはそれぞれが前を向いたまま「久しぶり。休校中何してた?」と近況を語り合った。
この日の授業は国語や算数など3時限だった。19日から22日までは学年を半分に分け、日替わりで登校する。担任の男性教員(24)は「久しぶりの学校で不安を抱える児童も多い。様子をつぶさに見ながら授業を進める」と話した。
三重県内の公立学校は政府方針を受けて3月2日から一斉休校が始まった。多くの地域で4月6日にいったん再開したものの、隣接する愛知県などで感染が広がったため同月中旬から再び休校に。5月末までの再延長を決めていたが、14日の政府による緊急事態宣言の解除を受けて、授業再開の前倒しを正式に決めた。
愛知県教育委員会は25日に分散登校を始め、6月1日に通常授業を再開する。多くの県内市町村も同様の対応となる見込みだ。名古屋市内の小中学校は事前の登校日を設けたうえで6月1日から授業を再開する予定。岐阜県教委は6月1日から分散登校を始め、15日から通常授業を再開する方針だ。
保護者や学校が心配するのが感染の「第2波」だ。七和小は全ての教室前にアルコール消毒液を置いて入室時に使うよう児童に求め、放課後は教職員が机や階段の手すりなどを消毒する。教室の窓は原則開けておき、夏場にエアコンをつける場合も1時間ごとに換気する予定だ。
白木俊行校長(58)は「感染予防をやり過ぎるということはない」と強調する。今後はタブレット端末のチャット機能を使い、教室内でも言葉を発する機会を減らすような授業も考えるという。
岐阜県教委は学校再開に向けたガイドラインをまとめた。修学旅行など大人数での行事を延期するほか、ウイルスが飛び散る恐れのある歌唱や調理実習を当分は見合わせるよう求めた。グループでの話し合いや教え合いなども控えてもらう。
愛知県みよし市は市立中学のすべての生徒と教員約2200人に対し、飛沫感染を防ぐフェースシールドを配る。国語や英語の授業の発言時に着けることを想定している。小学校は子ども同士の距離を保つために少人数授業を実施する。空き教室を活用し、6月1日から教室に入る人数の目安を28人に減らす。非常勤講師や担任を持っていない教員を充てる方向で調整を進めている。
同市教委の担当者は「子どもや保護者の不安は大きい。少しでも和らげるため、できる限りの対策を考えてきたい」と話している。
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May 18, 2020 at 04:47PM
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新型コロナ:「久しぶり」笑顔の再会 三重で分散登校、感染厳戒 - 日本経済新聞
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