読売ＫＯＤＯＭＯ新聞４月９日号より
新型コロナウイルスの対策といえば、マスク。でもこのマスクが今、なかなか手に入りません。そこで、安倍晋三首相は４月１日、布のマスクを全国５０００万世帯に２枚ずつ配ると発表しました。
でも、この布マスクを巡って議論も起きています。理由は布マスクの効果です。世界保健機関（ＷＨＯ）が３月に医師らに向けて出した文書で「布マスクはどんな状況でも勧めない」と報告しています。マスクに詳しい聖路加国際大学准教授の大西一成さんによると、布マスクは生地のすき間が大きく、ウイルスの侵入はほぼ防げないそうです。このため、政府が配る１億枚のマスクについて、もっと有効な対策があるのではという意見が出ているのです。
ただ、布マスクをつけることで、のどの保湿や大きい飛沫の飛散防止といった効果は期待できます。大西さんは「どうしてもマスクが手に入らない場合は、布マスクでもつけた方がよいです」と教えてくれました。
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April 09, 2020 at 03:20AM
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首相「布のマスク配る」 １世帯あたり２枚ずつ - 読売新聞
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