斜め上の発想から来たメガネ型ウェアラブルデバイスが買えます。
先週、WWDC23で発表されたApple(アップル)の空間コンピューター「Vision Pro」。スマートウェアラブルの未来が詰まった約50万円のデバイスなわけですが、まだ買えません。
一方で、没入型エンターテインメントデバイスとして、Vision Proとは全く異なるアプローチのこのメガネ。
Sol Readerはプレオーダーで今すぐ買うことができます。しかも350ドル(約4万8千円)です。
文字を読むことしかできないメガネ
Sol Readerは、今年のCES 2023でひっそりとお披露目。
Meta Quest 3やApple Vision Proのような、テックジャイアントによるウェアラブルデバイス覇権戦争の対極の片隅にいるような存在です。
デカいサングラスのようなデザインで、目の前に高解像度のフルカラースクリーンが搭載されているわけではなく、1.3インチのサイドライト付きEインクディスプレイを2つ搭載。
それぞれ6万5536ピクセルで、完全に前方の視界がシャットアウトされます。そう、完全に文字しか読めない状態になれるのです。潔い。
Vision Proの内蔵ディスプレイの約2300万ピクセルとは、もう比べようもありません。
Sol Readerのフォントはギザギザ、80年代のパーソナルコンピューター?ってくらいのディスプレイです。漫画などの画像ありの電子書籍がどんなふうに読めるかどうかわかりませんが、美しく表示されるとは思えません。
スペックに関しては、240MHzのデュアルコアプロセッサと8MBのRAMを搭載し、ストレージはわずか64MB。
iOSまたはAndroidのモバイルアプリにワイヤレスで接続できるようになっていて、DRMフリーのEPUBファイルをコピーできるため、全蔵書をSol Readerに保存する必要はありません。
電子書籍の操作はワイヤレスリモコンで行います。重量はわずか104グラムで、長時間装着していても疲れないはずです。
ただし、ギザギザフォントが混在するページを小さいディスプレイで読み続けるのに、どれだけ目と脳が耐えられるのかは…謎です。
1度はどんなものか見てみたい気もするけど
Sol Readerの350ドル(約4万8千円)という価格は、Apple Vison Proの3,500ドル(約48万円)と比べて10分の1だとしても、活字中毒者であったとしても、魅力的な製品かどうかは…うーん、どうでしょうね。
ハイエンド電子書籍リーダーのAmazon(アマゾン)のKindle Oasisは300ドル(日本では2万9980円から)で、最近299ドル(日本では4万7300円)に値下がりしたVRセットとはやはり比べるのは無理があります。
まあ、1度はどんなものか見てみたい気はしますけどね。
からの記事と詳細 ( メガネ型EリーダーのSol Reader予約開始、お値段はVision Proの10分の1 - GIZMODO JAPAN )
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科学&テクノロジー
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