ボルボ史上最も環境負荷が低いクルマに?
ボルボが6月7日に発表予定の新型EV「EX30」は、11月に発売され、2種類のバッテリーサイズ、後輪駆動と四輪駆動のパワートレインが用意される。
新型EX30について、同社のサステナビリティ部門のマネージャーであるアンデルス・ニュート氏は、「発売当初から2種類のバッテリーを用意する予定で、51kWhのLFP(リチウム鉄リン酸塩)と、69kWhのNMC(ニッケル・マンガン・コバルト)があります」と明かしている。
「もちろん、駆動系はクルマの効率に影響を与えるので、後輪駆動と四輪駆動を用意します」
「後輪駆動、NMCバッテリー(のモデル)は、長距離バージョンのようなものです」
ボルボUKの広報担当者はAUTOCARの取材に対し、EX30が6月7日に完全公開されたときに、地域ごとの仕様を明らかにすると述べた。
ボルボは、EX30の最大航続距離を480kmとしており、これは前述の効率性重視の「長距離バージョン」を指していると思われる。
また、EX30は、これまでのボルボの市販車としてはカーボンフットプリント(ライフサイクル全体のCO2排出量)が最も低いとされており、既存のC40リチャージとXC40リチャージよりもCO2排出量を25%削減できるという。
この排出量削減は、リサイクル素材の使用を含む技術開発によるところが大きく、製造時に使われるスチールやプラスチックの17%、アルミニウムの25%がリサイクル素材となっている。
また、廃車の際に「高度にリサイクルできるように設計されている」とニュート氏は述べている。
ボルボのサステナビリティ部門のグローバ責任者であるアンダース・ケルベリ氏は、ボルボは材料の無駄遣いも減らしていると付け加えた。「ボディパーツのスタンプパーツの材料利用率は最大57%です。これは、ボディをプレスする際の廃材が減り、(ライフサイクルにおいて)より循環していることを意味しています」
また、ブロックチェーン技術を活用して、製造に使用するリチウム、コバルト、ニッケル、マンガン、グラファイトの供給源を検証する予定だ。
ニュート氏は、「取引(記録)をロックするのです。チェーン全体に知られることなく、取引の場所を変更することはできません。そのため、改ざんされることのない情報の閉じたループを作ることができるのです」と説明する。
画像 製造時のCO2排出量も削減へ【ボルボの最新EVを写真で見る】 全48枚
からの記事と詳細 ( 新型ボルボEX30 全2種類のバッテリー、航続距離480km 史上最もサスティナブルなクルマに - http://www.autocar.jp/ )
https://ift.tt/rDAtxz8
No comments:
Post a Comment