Escキーの使い方を知ると、中断や取り消し・終了などが簡単にできるようになります。マウスでスムーズに操作できない場合にも便利です。基本的な使い方と併せ、WindowsとMacで異なるショートカットキーについても、チェックしましょう。
Escキーの意味
キーボードの左上にあるケースの多いEscキーには、どのような役割があるのでしょうか?まずは基本的な意味を解説します。
修飾キーの一種
文字・数字・記号を入力できるキーに対し、単独で入力に利用することはほぼなく、ほかのキーとセットで使って一時的に機能を変更するのが修飾キー(Modifier Key)です。
Escキーも修飾キーの一種に分類されています。Escキー単独で使うほか、複数の修飾キーと組み合わせて使う場合もあります。
Escとは『Escape(逃げる・避ける・免れる)』の略です。実行しているプログラムの中断や処理の取り消しなど、今やっていることをやめる操作に使います。
Escキーの使い方
Escキーを単独で押すと、WindowsでもMacでも取り消しの操作が可能です。取り消しに使えるEscキーは、具体的にどのような使い方ができるのでしょうか?
文字を一気に消す
単独でEscキーを押すと取り消しの操作ができます。この機能を使うことで、文字を一気に消去可能です。
例えばWordやメモ帳などで文章をタイピングしているときに、入力中や変換中の文字が丸ごと不要になる場合があります。このときEscキーを押せば、確定していない文字を一気に消して元に戻せます。
BackSpaceキーで文字を消す場合、文字数分キーを打たなければいけません。Escキーなら1回押せばよいため、作業時間の短縮につながります。
ポップアップを閉じる
開いたポップアップを閉じる際にもEscキーが使えます。例えばExcelで『検索と置換』のポップアップを表示したとき、マウスで閉じるには操作するために持ち替えなければいけません。
Escキーで閉じれば、マウスに持ち替えることなく、ポップアップをスムーズに画面からなくせます。ポップアップを消せるのは、Excelに限った話ではありません。Wordやブラウザーなどでも同様です。
表示が遅いWebページを閉じる
見たいと思ってクリックしたWebページが重く、なかなか開かない場合にもEscキーが役立ちます。一度押すだけで開いている途中のWebページを閉じられるためです。マウスで同じ操作をしても重くて反応しない場合でも、Escキーなら操作できます。
Webページが表示されないとほかの作業ができないといった場合に便利です。
全画面表示を終了する
動画を視聴するときや資料を見るときには、見やすいようにディスプレイに全画面表示するケースがあるでしょう。このとき、最小化や閉じるボタンが見えなくなったり、ディスプレイの端に表示されたりすることで、マウスでの操作が難しく元に戻せなくなる場合もあります。
このようなケースでは、Escキーを押せばすぐにウィンドウのサイズは元通りです。
WindowsのEscキーショートカット
Escキーを使うショートカットキーは、WindowsとMacで操作方法が異なります。まずはWindowsで使える、Escキーを組み合わせるショートカットキーをチェックしましょう。
アプリの切り替えに使える
起動しているアプリが複数ある場合には、『Altキー』+『Escキー』で切り替えられます。同じようにアプリの切り替えに使えるショートカットキーが、『Altキー』+『Tabキー』です。こちらは起動中のアプリ一覧が表示され、その中から使うアプリを選ぶ形式です。
『Altキー』+『Escキー』の場合、一覧は表示されません。『Altキー』を押している間は、『Escキー』を押すたびに、起動した順番にアプリが切り替わります。使いたいアプリが選択されたら、『Escキー』を押さえていた指を離せば、そのまま使い始められます。
タスクマネージャーを起動できる
パソコンの動作が重くなり、動かなくなったときに役立つのがタスクマネージャーです。ただし、すでに動作が重くなっているため、マウスでの操作はできないケースが多いでしょう。
そこで『Ctrlキー』+『Shiftキー』+『Escキー』でタスクマネージャーを立ち上げられます。タスクマネージャーからアプリを強制終了させれば、パソコンの動作改善が可能です。
MacのEscキーショートカット
Macのみで使えるショートカットキーもあります。パソコンの動作が重くなったときに役立つため、覚えておくとよいでしょう。
アプリを強制終了できる
何らかの原因でMacの動作が重くなっているときや、アプリがフリーズし正常に終了させられなさそうなときには、『Optionキー』+『Commandキー』+『Escキー』でアプリを強制終了できます。
動作が重く動きが悪い場合には、マウスで操作できないこともあるでしょう。覚えておくと、早いタイミングでの不具合の解消に役立ちます。
構成/編集部
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