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Wednesday, March 1, 2023

新学期前にゲットしておきたい「見守りGPS」を3タイプ解説 - GIZMODO JAPAN

現代の子育て必須アイテム。

もうすぐ新学期。子どもの居場所を共有する、見守りGPS(GPSトラッカー)をもたせるかどうか、迷っている保護者もいらっしゃるのではないでしょうか。

私はかなりの心配性で、子どもは小学校2年生の半ばまで学校まで送り迎えしていましたし、遊びにきた子どもたちも家まで送り届けていました。

そんな私にとって見守りGPSはマストアイテム。これまでにいくつかのタイプを試したので、改めてそれぞれのいいところと気になったところを紹介した上で、私的ベストな使い方も共有しておきます。

基本をおさえた見守りGPS「まもサーチ」

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Photo:中川真知子

まもサーチ」は見守りに特化したベーシックな見守りGPS。子供が身につけるのではなく、カバンなどにくっつけるトラッカーで、導入編として最適です。いろんなメーカーから似たタイプの製品が販売されており、メジャーな見守りGPSです。

保護者のスマホでいつでも現在位置を確認できるほか、トラッカー中央のボタンを長押しすることで、子ども側から居場所をアプリに知らせることも可能です。

あらかじめ「エリア設定」をしておけば、指定したエリアへの到着/出発を保護者のアプリに通知できます。子どもが歩いた経路も表示可能。

本体価格は5,280円。通信料は月額528円もしくは年額5,500円。

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Photo:中川真知子
【いいところ】

バッテリーが長持ち! 1回の充電で最長2ヶ月使えます。

またGPSの精度がかなり高く、建物の中や地下にいても位置情報が更新されるので、保護者の精神的負担が軽減されると思います。

また、複数のアプリが複数の「まもサーチ」と連携可能なので、例えば、両親や祖父母をはじめ保護者全員が、子どもみんなの居場所を把握することができます。

【気になるところ】

居場所を知らせることはできても、緊急事態が発生したときなどにSOSを伝えにくいと感じました。

また、カバンに固定するため、どこかに行くたびに付け替えるのは面倒です。アプリには最大5台までトラッカーを登録できるので、通学カバン用、習い事カバン用、お出かけカバン用と個々につけるといいかもしれません(予算はかかっちゃいますけど)。

GPSにトランシーバー機能がプラス!「amue link」

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Photo:中川真知子

amue link」は居場所がわかるだけでなく、音声やりとりもできる見守りGPSです。

トランシーバーのようにシンプルな操作で、8秒の音声メッセージを送受信できます。

最大10件の「みまもりスポット」を登録しておけば、その場所に到着したり離れたりするたびにアプリに通知が届きます。

料金は本体が5980円、月額利用料が748円(税込)。NURO 光ユーザー向けの、ちょっと安い専用コースもあります。

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Photo:中川真知子
【いいところ】

8秒間の音声のやりとりができるから、子どもがトラブルに巻き込まれたときに対応しやすい。それに、音声やりとりはトランシーバーみたいで楽しいので親子のコミュニケーションも増えます。

移動速度を計測して、徒歩、自転車、車、バス、電車といった移動手段を推測してルートに表示してくれるので、想定外の行動をしていたら気づけると思います。

【気になるところ】

保護者のスマホから「amue link」にメッセージを送っても着信音などは鳴らないので、子どもがホームボタンを押して新着メッセージを確認する必要があります。

着信音が鳴らないのは、学校や習い事に持って行きやすいという利点でもありますが、メッセージの確認を怠るようならコミュニケーションが一方通行になってしまう可能性があるでしょう。

アクティブキッズにピッタリな「myFirst Fone R1s」

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Photo:中川真知子

子ども用スマートウォッチの「myFirst Fone R1s」は、GPSで位置情報を共有できるだけでなく、音声通話やビデオチャット、テキストメッセージが利用可能です。ほぼ「腕につけるスマートフォン」と思ってかまいません。

セーフゾーンを設定しておけば、子どもがその場所から出たときに連絡が入ります。また、子供がmyFist Foneを取り外したときも通知が飛びます。

本体は2万6980円。「まもサーチ」や「Amue Link」と異なり、別途SIMカードが必要になります。

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Photo:中川真知子
【いいところ】

音声通話ビデオチャットテキストメッセージで保護者とリアルタイムの相互やりとりが可能。バイブレーション機能のおかげで、通知に気づきやすいのはありがたい。

カメラで撮影したり、音楽を聞いたりできるから、見守りトラッカーでありつつ、子どもが喜ぶエンタメ要素も強め

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Photo:中川真知子

ボタンを長押しすれば、SOSモードになり、保護者のアプリに居場所と自動で録音された30秒データが送られてきます。万が一に備えられるので、心配性な保護者向けだと思っています。

【気になるところ】

バッテリーの消費が早い! 丸1日持たないので、日々の充電は欠かせません。

それと、時としてGPS情報がとんでもない位置に飛びます。何度かリフレッシュすれば正しい位置が表示されますが、本来いるべき場所から数キロメートル離れた場所が表示されるとドキッとします。

私が思うベストな使い方

3タイプとも使ってみましたが、小学校高学年の息子を持つ我が家では「myFirst Fone R1」と「まもサーチ」のダブル使いがベストだと感じました。スマホは渡したくないけれど、行動範囲が広がって見守りGPSだけでは保護者のニーズをカバーできない…。そんなときに、スマートウォッチは便利なんです。

しかし、先にも書いたように、「myFirst Fone R1」は、GPSの不安定さと、位置情報をリフレッシュしたときのラグが気になります。そこをカバーするのが「まもサーチ」。「まもサーチ」のGPSの精度はかなり正確ですし、バッテリー寿命が長いのも魅力。万が一「myFirst Fone R1」の充電がなくなってしまっていても、「まもサーチ」を持たせていれば安心! 心配性の私としては、バックアップとして是非ダブル使いしたいところです。

ちなみに、息子が小学校低学年だったら「Amue Link」にしたと思います。GPSも比較的正確。実際にレビューした際に、音声やりとりができるのは心強いと感じました。


小学生の間はスマホを持たせたくないと考えている保護者は多いと思います。でも、何も持たせないのは心配ですよね。そんなとき、見守りGPSは強い味方になってくれるはず。

子どもの年齢や通学環境、行動範囲、保護者が求めるものに合わせて、使い分けたり合わせて使ってみたりしてください。

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