Pages

Sunday, January 29, 2023

【ゲーム別GPU性能総比較】 「ソニックフロンティア」をGPU 21 ... - PC Watch

ソニックフロンティアの検証では、海賊王と最後の秘宝のチャプター2で一定コースを移動した際のフレームレートをCapFrameXで計測している

 本連載では、GeForceとRadeonシリーズのGPUを多数使い、特定のゲームのフレームレートを一斉比較していくことで、どのGPUが自分にとってのベストチョイスであるかを示していく。第19回目はセガの看板ゲームと言えるソニックシリーズの最新作でアクションアドベンチャーの「ソニックフロンティア」を取り上げる。

 用意したGPUは主にハイエンドからミドルレンジでGeForceは15種類、Radeonは6種類の合計21種類のビデオカードだ。GeForceにはRTX 40シリーズが、RadeonにはRX 7000シリーズが登場したことで、前回より一部カードと基準となる評価用PCを変更した。取り上げるGPUとそれを搭載するビデオカードの製品名およびスペックは、使用したPCの環境も含めて、記事の最後にまとめている。

 テストの条件だが、グラフィック品質を最上位の「高」に設定。アップスケーラーは備えておらず、アンチエイリアスは「TAA」の設定している。

ソニックフロンティアのグラフィックス設定

グラフィック品質、影の品質は最上位の「高」に、フレームレート上限は最高の「60」、アンチエイリアスは「TAA」とした
そのほか画質に関する設定はすべて最上位の「高」に、レンダリングスケールは100%としている

 このゲームはベンチマーク機能を備えていないので、1-2周辺の一定コースを移動した際のフレームレートをCapFrameXで計測した。今回はその測定結果から、フルHDと4Kの平均フレームレートを掲載する。

 まず、このゲームのフレームレート上限は60fpsまでとなっている。どんなに高性能なGPUでも60fpsまでしか出ないので、そこは注意して結果を見てほしい。

 ソニックらしくスピーディーな移動が多いゲームだが、グラフィックの負荷はそれほど高くはない。画質の設定も基本、「高」と「低」しかないとシンプルだ。

 フルHDならGTX 1650/1630以外はすべて平均60fpsを達成。GTX 1650も平均52.1fpsと十分遊べるフレームレートを出している。GTX 1630の平均34.2fpsだとカク付きがけっこう気になるレベルだ。

 4K解像度でもGeForceはRTX 3060 Ti以上、RadeonだとRX 6800以上で上限の60fpsに到達できている。そのワンランクしたのRTX 3060でも平均54fps、RX 6700 XTでも58.8fpsと十分遊べるレベル。ミドルレンジクラスのGPUなら4Kでも遊べるゲームと言ってよいだろう。

 グレード別に4K解像度のフレームレート見ると、RTX 3060とRTX 3050、RX 6700 XTとRX 6600 XTのところで落ち込みがやや大きい。基本スペックが下がっているのに加え、両方ともメモリバス幅が192bit→128bitに狭まっており、データ転送量が多くなる4K解像度時での影響が大きく出ていると見られる。

 GTX 1650とGTX 1630のフレームレートが低いのは、メモリバス幅が狭いのに加えて、ビデオメモリが4GBしかないのも影響していると思われる。

使用PCはCore i9-13900KF搭載のパソコン工房の「LEVEL∞ R-Class」

 この連載で使用しているPCはパソコン工房のゲーミングPCブランド「LEVEL∞」のうち先進機能を持ち込み、カスタマイズ性も高いR-Classの「LEVEL-R779-LC139KF-RBX」だ。

パソコン工房の「LEVEL-R779-LC139KF-RBX」。メモリはDDR5-4800が32GB、ストレージには1TBのNVMe SSDを搭載。標準のビデオカードはGeForce RTX 3060だ。価格は32万4,700円から

 CPUはCore i9-13900KF(24コア32スレッド)、マザーボードはZ790チップセット、CPUクーラーは36cmクラスの簡易水冷を採用しており、冷却力に不安はない。ビデオカードの性能測定をする上でCPUが可能な限り、ボトルネックにならないようにしている。電源については、このPCは標準だと700Wだが、推奨電源が850WのRTX 4090を扱うことも考慮し、BTOで選択できる最上位の1,200Wタイプに変更した。

 なお、CPUのパワーリミットについてはLong Duratin Power Limit(PL1)が125W、Short Duratin Power Limit(PL2)が253WとIntelの仕様通りの設定となっていた。

ゲーム別GPU性能総比較 記事一覧

使用したビデオカード一覧

 第18回の「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」より一部カードの入れ替えを行なった。RTX 40シリーズとRadeon RX 7000シリーズの追加にともなって、RX 5000シリーズをカットしたほか、RTX 3080/3070/3060 Ti/3050のカードも変更となった。一部紹介しておこう。

GeForce RTX 3050は、今回からASUSの「TUF-RTX3050-O8G-GAMING」を使用している。カード長272mmとエントリーとしては大きいが、その分、冷却は強力で高OC動作を可能にしてる
今回からRTX 30シリーズのアッパーミドル、ハイエンドはGIGABYTEに協力をいただいている。写真は「GeForce RTX 3060 GAMING OC 12G」で、独自の冷却システム「WINDFORCE 3X」によって高OC動作を実現している

 なお、ここで使用しているビデオカードは定格クロックでの動作が中心だが、一部OCモデルも含まれている(GPU一覧表のブーストクロックが括弧内のクロックよりも高いものがOCモデル)。

 ASUSのROG STRIXシリーズにはBIOS切り換えスイッチが搭載されているが、すべてパフォーマンス用の「Pモード」に設定。ツールを使うことでブーストクロックをより高められる製品もあるが、今回はツールを使わず、すべてデフォルト状態でテストを実行した。

 また、NVIDIAのResizable BAR、AMDのSmart Access Memoryは有効にできるGPUはすべて有効にしている。

【表】使用GPU一覧
GPU 製品名 シェーダー数(CUDA・SP) メモリバス幅 ビデオメモリ ブーストクロック(定格) カード電力(定格)
GeForce RTX 4090 NVIDIA GeForce RTX 4090 Founders Edition 16,384 384bit GDDR6X 24GB 2520MHz
(2520MHz)
450W
(450W)
GeForce RTX 4080 NVIDIA GeForce RTX 4080 Founders Edition 9,728 256bit GDDR6X 16GB 2510MHz
(2510MHz)
320W
(320W)
GeForce RTX 4070 Ti ZOTAC GAMING GeForce RTX 4070 Ti Trinity OC 7,680 192bit GDDR6X 12GB 2625MHz
(2610MHz)
285W
(285W)
GeForce RTX 3080 GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3080 MASTER 10G 8,704 320bit GDDR6X 10GB 1845MHz
(1710MHz)
350W
(320W)
GeForce RTX 3070 GIGABYTE GeForce RTX 3070 VISION OC 8G 5,888 256bit GDDR6 8GB 1815MHz
(1730MHz)
220W
(220W)
GeForce RTX 3060 Ti NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti Founders Edition 4,864 256bit GDDR6 8GB 1665MHz
(1665MHz)
200W
(200W)
GeForce RTX 3060 GIGABYTE GeForce RTX 3060 GAMING OC 12G 3,584 192bit GDDR6 12GB 1837MHz
(1777MHz)
170W
(170W)
GeForce RTX 3050 ASUS TUF-RTX3050-O8G-GAMING 2,560 128bit GDDR6 8GB 1845MHz
(1777MHz)
150W
(130W)
GeForce RTX 2080 ASUS ROG-STRIX-RTX2080-O8G-GAMING 2,944 256bit GDDR6 8GB 1860MHz
(1710MHz)
245W
(215W)
GeForce RTX 2070 ASUS DUAL-RTX2070-O8G-MINI 2,304 256bit GDDR6 8GB 1650MHz
(1620MHz)
175W
(175W)
GeForce RTX 2060 ASUS DUAL-RTX2060-O6G-EVO 1,920 192bit GDDR6 6GB 1755MHz
(1725MHz)
183W
(160W)
GeForce GTX 1660 Ti ASUS TUF-GTX1660TI-6G-EVO-GAMING 1,536 192bit GDDR6 6GB 1770MHz
(1770MHz)
120W
(120W)
GeForce GTX 1650 ASUS GTX1650-O4G-LP-BRK 896 128bit GDDR5 4GB 1710MHz
(1665MHz)
75W
(75W)
GeForce GTX 1630 ASUS PH-GTX1630-4G 512 64bit GDDR6 4GB 1785MHz
(1785MHz)
75W
(75W)
GeForce GTX 1060 ZOTAC GeForce GTX 1060 AMP! Edition 1,280 192bit GDDR5 6GB 1772MHz
(1708MHz)
120W
(120W)
Radeon RX 7900 XTX Radeon RX 7900 XTXリファレンスカード 6,144 384bit GDDR6X 24GB 2500MHz
(2500MHz)
355W
(355W)
Radeon RX 7900 XT Radeon RX 7900 XTリファレンスカード 5,376 320bit GDDR6X 20GB 2400MHz
(2400MHz)
315W
(315W)
Radeon RX 6900 XT ASUS TUF-RX6900XT-T16G-GAMING 5,120 256bit GDDR6 16GB 2335MHz
(2250MHz)
300W
(300W)
Radeon RX 6800 Radeon RX 6800リファレンスカード 3,840 256bit GDDR6 16GB 2105MHz
(2105MHz)
250W
(250W)
Radeon RX 6700 XT Radeon RX 6700 XTリファレンスカード 2,560 192bit GDDR6 12GB 2615MHz
(2581MHz)
230W
(230W)
Radeon RX 6600 XT ASUS ROG-STRIX-RX6600XT-O8G-GAMING 2,048 128bit GDDR6 8GB 2607MHz
(2359MHz)
160W
(160W)

【使用ドライバ】GeForce Game Ready 528.02、Adrenalin 22.11.2

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 【ゲーム別GPU性能総比較】 「ソニックフロンティア」をGPU 21 ... - PC Watch )
https://ift.tt/OYwsGt0

No comments:

Post a Comment