2022年11月26日・27日に鈴鹿サーキットで開催される「スーパー耐久 最終戦 鈴鹿」にて、恐らく世界に1台となるタンドラが展示されていました。
これはただのタンドラではない?
トヨタのピックアップトラックといえば日本では「ハイラックス」が挙げられますが、北米では「タコマ」や「タンドラ」という大型モデルも存在します。
そうしたなかで、日本では珍しい仕様のタンドラがお披露目されました。
タンドラは、2021年9月に3代目モデルが登場。デザインは、フロント部分に大型グリルとLEDヘッドライトを採用することで、先代よりもタフな印象を与えました。
ボディタイプには、ダブルキャブ(6.5フィートベッドまたは8.1フィートベッド)、クルーマックス(5.5フィートベッドまたは6.5フィートベッド)の2種類を設定。
インテリアは、14インチマルチメディアシステム(Apple CarPlayとAndroid Auto対応)の搭載や、パノラミックルーフ、シートヒーター&ベンチレーション、リアサンシェード、ステアリングホイールヒーターなど、乗る人すべてに快適な空間を提供します。
北米で展開されるパワートレインには、ガソリン車とハイブリッド車をラインナップ。
ガソリン車は、最高出力389馬力を誇る新開発の3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンと新開発10速ATを組み合わせました。
ハイブリッド車には、ガソリン車のパワートレインに「i-FORCE MAX」を組み合わせて最高出力437馬力を発揮します。
i-FORCE MAXは、エンジンと10速ATの間にクラッチ付きモータージェネレーターを搭載することで、エンジンの始動、EV走行、電気アシスト、エネルギー回生など効率的に動力を伝達することが可能です。
そのほか、新開発シャシや新開発マルチリンク式リアサスペンションの採用により、乗り心地、直進安定性、総合的なハンドリング性能が向上しています。
このような特徴を持つタンドラですが、2022年11月26日・27日に鈴鹿サーキットで開催される「スーパー耐久 最終戦 鈴鹿」にて、前述とは異なるタンドラが展示されていました。
見た目は、白いボディカラーのタンドラがキャンピングトレーラーを牽いている様子の展示ですが、ボンネットなど所々に青いデカールが貼られるほか、さらに青い文字で「FCEV」とかかれたデカールも。
実はこのタンドラFCEVは世界に1台ともいえる水素タンドラといえるモデルです。
これは、FCEVコンセプトとなり「FCEV Towing Machine」と名付けられています。
ベースは、移動を楽しむ家族のクルマとして前述のタンドラを採用。
開発コンセプトは「水素で移動をもっと楽しく、レジャーをもっと豊かに」となっています。
特徴は、FCEVならではのスムーズな走りとリニアなレスポンスや、低速からののびやかな加速感だといいます。
さらに、これもFCEVの魅力となる静粛性が高いことも特徴です。
構造的には、本来エンジンが収められるボンネット内には燃料電池を搭載。
さらに荷台部分には5本の高圧水素タンクや後輪軸にはモーターを設置しています。
さらに展示時にはユニットが始動していたこともあり、助手席下側から水が排出されている様子も伺えました。
これまでトヨタは、水素エンジン搭載車両「COROLLA CROSS H2 CONCEPT」や「GR YARIS H2」などを開発しています。
カーボンニュートラルの実現を目指すトヨタですが、水素社会という観点で、さまざまな取り組みをおこなっているようです。
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