大阪ガスは1日、火災で停止している米テキサス州の液化天然ガス(LNG)基地をめぐり、795億円の損失が発生すると発表した。ウクライナ情勢によるLNGの市場価格の高騰もあり、同社は10月以降、一部でガス料金を引き上げる可能性もあるとした。
火災は6月に発生し、配管が破裂するなどした。部分的な再開は10月上旬、完全な復旧は2022年末を見込む。東京電力と中部電力が出資する火力発電会社JERAと合わせ、日本全体の6%にあたる年間460万トン超を同基地から調達する。
大ガスにとって、この基地からの調達量は全体の2割と影響は大きい。ほかのガス会社などにも販売しており、不足分の代替調達を進めてきた。1日の会見では、国内の必要分について「ほぼ調達の見込みが立った」(担当者)とした。
損失の内訳は代替調達の費用…
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