小惑星探査機「はやぶさ2」が地球に持ち帰った砂から、23種類のアミノ酸が見つかったことが、岡山大惑星物質研究所(鳥取県三朝町)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの分析で分かった。生命の源でたんぱく質の材料になる複数のアミノ酸が、地球外でまとまって確認されたのは初めて。生命の起源や、宇宙には地球以外にも生命がいるのかといった謎に迫る結果になりそうだ。
論文は査読付きの科学誌「日本学士院紀要」に10日付で掲載される。
岡山大の中村栄三特任教授らは、はやぶさ2が小惑星「リュウグウ」から持ち帰った計5・4グラムの砂や石のうち、16粒子計55ミリグラムを分析。ガス化させて質量を調べる手法などを駆使した。
その結果、アミノ酸のイソロイシンやバリン、スレオニンなどを確認。コラーゲンの材料になるグリシンや、うまみ成分として知られるグルタミン酸、アスパラギン酸などもあったという。
こうしたアミノ酸は、19世…
からの記事と詳細 ( はやぶさ2の砂、16粒から23種類のアミノ酸 岡山大など分析 - 朝日新聞デジタル )
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