スマートフォンで気軽に楽しめる『Apex Legends』!モバイル版限定のプレイモードも登場
2022年5月18日、『Apex Legends Mobile』の配信がスタートした。本作は、全世界で大人気のFPS『Apex Legends』のスマートフォンアプリ版。事前登録者数は1400万人を突破しており、その注目度の高さがうかがえる。
今回は、メインのゲームとなる“バトルロイヤル”や“マルチプレイ”、“フリー訓練”などを実際にプレイしてみて、PC版、コンソール版との違いを中心にレビューしていく。
1.バトルロイヤル・ランク戦
まずは、一番のメインのゲームで、3人1組のチームとなり、最後のチームになるまで戦い続ける“バトルロイヤル”と“ランク戦”から。
プレイできる人数は、“バトルロイヤル”、“ランク戦”共に3人1組編成のみである。PC版やコンソール版の“バトルロイヤル”では、2人でチームが組める“デュオ”も実装されているが、モバイル版では現在のところ3人1組の“トリオ”のみ。
武器の種類について、PC版、コンソール版との違いは“ボセックコンパウンドボウ”、“ランページ”、“CAR”は未実装。ケアパッケージからのみ出現する武器は“スピッドファイア”、“ボルトSMG”、“クレーバー”の3種だ。
戦いの舞台となるマップは現状では“WORLD’S EDGE”のみ。
本家『Apex Legends』のシーズン4で削除された“キャピトルシティ”や、シーズン6で削除された“掘削場”、シーズン10で削除された“製錬所”や“仕分け工場”などが配置されており、懐かしいプレイヤーも多いのではないだろうか。
基本操作については、スマートフォンの画面をタッチして操作するため、PC版はもちろん、コンソール版のコントローラでプレイしていたプレイヤーは、その感覚の違いに戸惑うかもしれない。最大の違いは、FPP視点とTPP視点での切り替えができることだろう。個人的にはデフォルト設定になっている通常がTPP視点で、エイムした際にFPPに切り替わる視点が初心者にもやさしく、やりやすかった。
極力面倒な操作をなくすため、サプライボックスやドアは近づくだけで自動で開いたり、武器を持っていない状態で、落ちている武器に近づくだけで自動で拾ってくれるのもポイント。
また、自分の武器に合わせた弾や、アタッチメントも自動で装着してくれたり、回復アイテムなどの所持品はあらかじめ設定した組み合わせになるように自動的に拾ってくれるので、初心者にとってはありがたい仕様だ。
こちらは、自分で操作したい人のために設定から変更が可能なので、自分にあったカスタマイズにするといいだろう。
なお、ランク戦はプレイヤーのレベルが8にならないと解放されないので、まずは“バトルロイヤル”や後述する“マルチプレイ”でレベルを上げる必要がある。
注意して欲しいのは、グラフィックのクオリティを調整しないと、マップの読み込みなどに時間がかかる可能性があること。
デフォルトのグラフィック設定が“ウルトラHD”だったのだが、マップに降下した直後に建物の読み込みが終わっておらず、ドアなどが表示されないために中に入れない場面も。プレイヤーが多く集まるホットスポットなどに降りた際、読み込みのラグが初動の勝敗に関わる可能性もあるので、設定で一番低い“スムーズ”にしておいた方がいいだろう。
2.マルチプレイ
PC版やコンソール版では、3人1組のチーム同士の対戦モード、“アリーナ”があるが、こちらでは6対6で戦う“TDM(チームデスマッチ)”も追加されている。“TDM(チームデスマッチ)”は、敵をキルすることでポイントを稼ぎ、先に目標ポイントに到達したチームが勝利となる。このモードでは、ノックダウンした瞬間にキルとなり、リスポーンをして戦場に復帰する。
予め設定されたリスポーン地点で復帰するモードと、味方の近くでリスポーンするモードの2つがあるのも特徴だ。また、マッチ中は一定時間ダメージを食らわなければ、アーマーが自動で回復していく。ただし、弾の補充がなく、リスポーン以外ではリセットできないため、無駄弾を打たないように心がけつつ、無くなってしまった場合は、格闘でダメージを少しでも削ってリスポーンしたい。
6人のチームではレジェンドの重複はできない。どのレジェンドを使うかの選択は早いもの勝ちなので、予めメニュー画面でレジェンドを選択しておいて、ゲームが開始してすぐに確定をタップすれば、自分の使いたいレジェンドを選択しやすい。
12人が狭いマップでガンガン打ち合って、キルされてもすぐにリスポーンできるので、複数での立ち回りや、プレイヤーに対するエイムの練習などにも向いている。“バトルロイヤル”や“ランク戦”では、やられてしまった時点でゲームが終了してしまい、終盤まで残っても1~2部隊ぐらいしか戦闘しないという状況も少なくない。対面での打ち合いを訓練したい場合は、このモードで遊ぶのも練習方法として有効だろう。
こちらは、早ければ5分~10分程度で決着がつくので、経験値稼ぎには向いているかもしれない。“ランク戦”はレベル8、“アリーナ”はレベル11まで上げなければ開放できず、すべてのレジェンドを開放するには、レベル24まであげなければならない(レベル24で解放される“ミラージュ”は、ログインボーナスでもらえるので実質は、レベル20で解放される“コースティック”まで)。そのため、とりあえず“TDM”をくり返してレベル上げするのもひとつの方法ではある。
“アリーナ”は、3対3のチーム戦となっており、どちらかのチームが全滅した時点で1ラウンドが終了。先に4ラウンド勝利したチームがマッチでの勝利となる。
こちらは、ラウンドが終了するたびに、前ラウンドで手に入れたクラフトポイントや、キル数で貰えるクラフトポイントで毎ラウンド武器やアイテム、アビリティの使用回数などが購入できる。
押し引きのタイミングや、回数が少ないアビリティをどう使うか、ノックダウンした仲間の蘇生の対応など、より実践的になっているので、1チームVS1チームの訓練としても有用だ。
“アリーナ”については、概ね、PC版やコンソール版と変わらないので、続けて遊んでいるプレイヤーは違和感なくプレイできるだろう。
3.フリー訓練
一番大きな違いは、この“フリー訓練”である。通常の“射撃練習場”だけでなく、いくつかのシチュエーションを想定した“アドバンストレーニング”も実装されている。
“射撃訓練場”は、ダミーを打つ通常のモードだけではなく、標的の距離を設定して弾道を確認できるモードや、ゆっくり動くダミーと早く動くダミーを打つモードがエリア内で自由に選択可能。これに関しては、PC版、コンソール版の射撃訓練場にも実装してほしい練習メニューだ。
“アドバンストレーニング”は、初心者向けに、移動方法や武器の扱い方の簡単なレクチャーをしてくれる。ただし、“アドバンストレーニング”はスマートフォンのタッチ操作でプレイする際のトレーニングで、外部パッドではプレイできない仕様だ。
成長要素について
本作とPC版、コンソール版の一番の大きな違いは、各レジェンドの成長要素“パーク”が盛り込まれている点だ。レベル4まで上げると解放されるコンテンツで、“パーク”、“フィニッシャー”、“アビリティ”のそれぞれの項目にパークを装備することでレジェンドがより強くなる。
こちらは、同じレジェンドを使い続けることでもらえる“レジェンドマスタリー”を消費して、スキルツリーを成長させながら、より強いパークを入手していく。例えば、“ブラッドハウンド”の初期に入手できる“空腹”を装備していた場合、敵をノックダウンさせると周囲をスキャンできるアビリティ“全能の目”のクールダウンがリセットされ、即座に使えるようになる。
同様に、ほかのレジェンドも装備することで、戦闘を有利に進められる様々なパークがあるので、自分が使いやすい・使いたいと思うレジェンドはガンガン使って、育成を進めていこう。
全体を通してみて、アプリ版ながらしっかり『Apex Legends』がプレイできる内容となっており、レジェンドごとの成長要素なども盛り込まれ、初めて本シリーズに触れるプレイヤーも、古参のプレイヤーも楽しめるゲームとなっている。もし、本格的に『Apex Legends』に世界にハマったら、PC版やコンソール版もプレイして、アプリと共にどちらもじっくり楽しんでいただきたい。
個人的には、本作は一部の外部コントローラーパッドでプレイすることが可能なのだが、スマートフォンのタッチプレイと比べても圧倒的に使いやすかった。
スマートフォンのFPSをメインに遊んでいるユーザーであれば問題ないが、PC版やコンソール版で遊んでいたユーザーであればパッドを使った方がストレスなく遊べるだろう。もし、本作から初めてFPSを遊ぶプレイヤーには、タッチプレイとパッドプレイのどちらがやりやすいか、確認しながら楽しんでほしい。
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Apex Legends Mobile
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
メーカー | エレクトロニック・アーツ |
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公式サイト | https://www.ea.com/ja-jp/games/apex-legends/apex-legends-mobile |
公式Twitter | https://twitter.com/apexmobile_jp |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | © 2022 Electronic Arts Inc. |
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