米 アップルは28日、サプライチェーンの制約が４－６月（第３四半期）売上高に与える悪影響が40億－80億ドル（約5200億－１兆500億円）程度になるとの見通しを明らかにした。同日発表した１－３月（第２四半期）決算は好調だったが、同社の警告を受けて通常取引終了後の時間外取引で株価が下落に転じた。
同社経営陣は電話会見で４－６月について、中国でこのところ広がった新型コロナウイルス対策の規制措置が打撃になるとの認識を示した。１－３月決算は「ｉＰｈｏｎｅ（アイフォーン）」やデジタルサービスの需要堅調を背景に、売上高と利益がともにアナリスト予想平均を上回った。自社株買いプログラムの規模を900億ドル拡大するとも明らかにした。
同社の見通しを受け、サプライチェーン問題がハイテク業界への妨げになるとの懸念が再燃。時間外取引では株価が一時６％余り下落した。
１－３月の売上高は8.6％増の973億ドルと、ホリデーシーズンを含まない四半期としては最高。アナリスト予想平均は940億ドルだった。１株利益は1.52ドル（アナリスト予想平均は1.42ドル）。決算発表を受けて同社株は時間外取引で当初は上昇していた。
原題： Apple Expects Shortages to Slash Sales by up to $8 Billion (1)（抜粋）
(会社見通しや最新の株価動向を追加します)
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