新型コロナウイルスの感染拡大で、最大の経済都市・上海など各地で厳しい外出制限が続く中国では、4月の製造業の景況感を示す指数が新型コロナの影響が最初に広がったおととし2月のあとでは最も低い水準となり、経済が打撃を受けている実態が改めて示されました。
中国国家統計局は30日、製造業3200社を対象に調査している4月の製造業PMI=購買担当者景況感指数を発表し、先月から2.1ポイント悪化して47.4になりました。
景気のよしあしを判断する節目の「50」を2か月連続で下回り、データが確認できる中で最低の水準だった、新型コロナの影響が最初に広がったおととし2月のあとでは最も低い水準になりました。
これは最大の経済都市・上海をはじめ各地で厳しい外出制限が続いている影響で、工場の操業停止や減産が相次いでいることや物流が混乱し部品や原材料の供給不足が起きていることが主な要因です。
さらに、宿泊や飲食など非製造業の4月の景況感指数も41.9と、先月を6.5ポイント下回る大幅な悪化となりました。
新型コロナの感染拡大と、ゼロコロナ政策のもとでの厳しい外出制限が続く中、経済が打撃を受けている実態が改めて示された形で、中国政府は危機感を強めているとみられます。
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