[ロンドン 6日 ロイター] - ムーディーズは6日、ロシアの格付けを2段階引き下げ「Ca」とした。中央銀行の資本規制により対外債務の支払いが制限され、債務不履行(デフォルト)に陥る可能性が高いとみている。
ムーディーズは「ロシアの債務支払い意欲と能力への深刻な懸念」を指摘した。
中銀は先週、外国人投資家に対するルーブル建て国債(OFZ)のクーポン支払いを一時停止した。期限は明らかにしていない。
また6日には、国内債権者と対ロシア制裁に加わっていない国々の債権者は、支払い時の為替レートでのルーブル建てで支払うと明らかにした。
債権者は、特別な許可を得れば債務発行通貨で支払われる可能性もあるという。国外債権者は、中銀規則で管理される特別口座にルーブル建てで入金される
16日は2本のユーロ建て債で1億0700万ドルの利払い日に当たっている。
ムーディーズは、債務不履行リスクが高まっており、国外保有者は投資の一部しか回収できない可能性が高いと指摘。「回収率はCa格の過去の平均に沿ったものになる可能性が高い。35ー65%と見込まれる」とした。
ムーディーズ、フィッチ、S&Pグローバルは最近までロシアを投資適格級としていたが、相次いでジャンク級に格下げした。S&PはCCCマイナス、フィッチはBで見通しはネガティブとしており、さらなる格下げが予想される。
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