[16日 ロイター] - ロシアのシルアノフ財務相は、16日に利払い期日を迎えたロシアのドル建て国債2本の利払いについて判断するのは米国側で、米政府は決済が可能かどうかを明確にすべきだと語った。
制裁に見舞われているロシアのプーチン大統領はボルシェビキ革命以降で初めての国際的なデフォルト(債務不履行)の瀬戸際に立たされており、ウクライナ侵攻の経済的代償があらわになっている。
シルアノフ氏はロシア国営の対外発信テレビ局の取材に対し、ロシア政府が14日に中継銀行に対して約1億1700万ドルの利払いをするように指示しており、それを受け入れるかどうかは米当局次第だと述べた。
シルアノフ氏は「相当する外貨で義務を果たすことができるかできないかは、われわれによるものではない。われわれには資金があり、支払いを済ませた。今やボールは主に米当局にある」と指摘した。
ロシアは制裁によって世界の金融市場の重要な部分から切り離され、6400億ドル相当の金と外貨準備の半分近くが凍結された。シルアノフ氏は、ドル口座を凍結されているということは、意図された最終受取人に支払われないリスクがあることを意味すると表明。
シルアノフ氏は「支払いは中継する米銀行に届いた」とし、「現時点で支払いは処理中であり、それが完了したか否かの報告はまだ受けていない。まだ決済はされていない」と言及した。
「しかし、この銀行は米財務省外国資産管理室(OFAC)と協議中で、支払いの目的に関する具体的な情報を要求してきたことをわれわれは知っている」とも発言した。
ロシアはドルでの決済に失敗した場合、自国通貨のルーブルで利払いをするとしている。しかし、格付け会社フィッチ・レーティングスは、30日の猶予期間内にドルでの利払いがなされない場合、デフォルトの要件を満たすとの見解を示している。
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