3月8日のイベントに先立って、Appleが「Mac Studio」と呼ばれるMac miniの高性能版の開発に取り組んでいるという噂がありました。そして、その噂は正しかったようです。Mac miniとほぼ同じサイズで、より高性能なMacを求めていた人にとって、Mac Studioは一見の価値があります。
Appleによると、Mac Studioはわずか7.7インチの正方形のフットプリントで、高さは9.5cmとMac miniよりも少し高くなっていますが、それ以外の点ではデスク上に占めるスペースはMac miniとそれほど変わりません。しかし、その内部には大幅な変更が加えられています。
Mac Studioには、Appleの新型チップセット「M1 Ultra」が搭載されています。これは基本的に、Appleが”UltraFusion”と呼ぶ技術によって相互接続された2つのM1 Maxチップセットです。Appleによると、M1 Ultra搭載モデルのCPUパフォーマンスは、Intel製10コアプロセッサを搭載する27インチ iMacと比較して3.8倍で、同じくIntel製16コアXeonプロセッサを搭載する現行Mac Proと比べても最大90%高速化しているとのことです。
M1 Ultra搭載モデルは、ユニファイドメモリを最大128GBまで搭載可能であり、標準的なユーザーにとっては必要無い容量かもしれませんが、より多くのRAMを必要とするユーザーにとっては選択肢が増えることになります。
Mac miniと同じようにMac Studioも多くの接続端子を備えており、Thunderbolt 4が4基、10Gbイーサネットポートが1基、USB-Aが2基、HDMIが1基、ハイインピーダンスヘッドフォンに高度に対応する3.5mmヘッドフォンジャックがそれぞれ搭載されております。また、WiFi 6とBluetooth 5.0にも対応しています。
さらに、前面には2基のUSB-Cポートに加えてSDXCカードスロットも内蔵されているので、カメラ等の外部デバイスから簡単にデータを取り込むことが可能です。Mac Studioの本体には底面と背面に空気の出入口が作られており、4000もの穴が開いたグリルによって排熱される構造になっています。
価格が気になるところですが、M1 Maxを搭載するベースモデルが249,800円(税込)から、M1 Ultra搭載モデルが499,800円(税込)からとなっており、3月18日に発売が開始されます。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
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