探査機「はやぶさ2」が表面の砂などを地球に持ち帰った小惑星リュウグウは、かつて彗星だった可能性があると、名古屋市立大と岡山大が18日発表した。氷と岩石からなる彗星が太陽に近づいてできたと仮定してシミュレーションすると、現在のリュウグウの特徴を説明できるという。
リュウグウは小さな惑星同士がぶつかった破片が集まってできたとする説も有力とされている。研究チームの三浦均・名古屋市立大准教授(惑星科学)は「異なる可能性を示すことができた。砂の分析が進めば本当の起源が見えてくるのではないか」と話している。
チームのシミュレーションでは、太陽に近づいた彗星の氷が解けると、10万年ほどで、岩石がゆるく集まったリュウグウの内部構造になるとの結果が出た。
現在のリュウグウは、こまのような形をしていることから、かつて高速で自転していたと考えられている。チームの解析で、彗星の氷が解け岩石が次第に中心に集まると高速自転することが分かった。また氷に含まれていた有機物質がリュウグウ内部に残ることも説明できた。
からの記事と詳細 ( リュウグウ 彗星が起源か 特徴を説明可能 - 産経ニュース )
https://ift.tt/kyXzhNV
科学&テクノロジー
No comments:
Post a Comment