昨年10-12月(第4四半期)の米経済成長は市場の予想以上に加速した。在庫の積み増し再開が寄与した。通年では1984年以来の高成長となった。
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在庫のGDP寄与度は4.9ポイント。在庫は今年も引き続き経済成長の追い風になると見込まれている。長引く供給不足から企業は昨年、堅調な需要に在庫で対応してきた。企業は在庫の積み増しを再開し始めており、生産の押し上げにつながる見通しだ。
GDPで最も大きな部分を占める個人消費は3.3%増と、伸び率は市場予想(3.4%)とほぼ一致。前四半期の2%増から伸びが加速した。
米金融当局が注目するエネルギーと食品を除いたコアの個人消費支出(PCE)価格指数は年率4.9%上昇した。
GDPから純輸出と在庫を除いた最終需要は1.9%増と、伸びは第3四半期(1.3%)を若干上回った。
インフレ調整後の設備投資は相対的に抑制された状態が続いた。非住宅の設備投資は2%増。知的財産が高い伸びを示した一方、構築物はマイナスだった。住宅投資と政府支出は減少した。
純輸出の寄与度はゼロ。12月に財の輸入が過去最大となった一方、サービス輸出も大きく増えた。米国外からの渡航者増加を反映している。
消費では引き続き自動車の供給不足が重しとなった。自動車の寄与度は第3四半期に続きマイナス。需要が堅調な中で半導体不足が続き、価格を押し上げている。
2021年通年のGDPはインフレ調整後で前年比5.7%増。これは1984年以来の高い伸び。個人消費は7.9%増で、伸び率は1946年以来の大きさとなった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題: U.S. Economic Growth Quickened Last Quarter With Inventory Boost(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
からの記事と詳細 ( 米GDP10-12月速報値、6.9%増に加速-在庫積み増し再開が寄与 - ブルームバーグ )
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