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2日朝、東京・吉祥寺駅付近の繁華街で道路が陥没し、ごみ収集車が巻き込まれた。 道幅は、およそ5メートル。 この道路が、長さおよそ10メートル、幅は4メートルにわたって陥没した。 あまりの大きさに、このスタジオではとてもカメラに収まりきらない。 一体なぜ、このような大きな穴が開いてしまったのか。 住みたい街ランキングで常に上位の街、東京・吉祥寺。 ビルが立ち並ぶ繁華街の道路に、巨大な穴が開いている。 アスファルトが崩れ落ち、ぽっかりと開いた穴に、今にも引きずり込まれそうなごみ収集車。 「車が陥没した穴にはまった」との110番通報が入ったのは、2日午前6時前のことだった。 ゴミ収集車の関係者「廃棄物を回収に来たら、(車の)左側が少しずつ傾いてきて、アスファルトが割れて、ゆっくりゆっくり後輪から落ちた」 陥没した穴の幅は、縦およそ10メートル、横およそ4メートル、深さは5メートルほど。 50代の男性運転手は自力で脱出し無事だったが、身近な場所でのまさかの事態に、付近には驚きが広がっている。 近隣住民「よく通る道だったので、あの地面が陥没するなんて想像して歩いたことなかったんで、おそろしい」 近隣住民(50代)「目的もなくブラブラすることもあるので、ちょっと怖かった」 一体なぜ、道路が突然陥没したのか。 近隣住民「もともとレストランがあったんですけど、それを壊す工事が」 陥没現場の隣で行われていたのは、老舗レストランの跡地に地上3階、地下2階建てのビルを建設する工事。 周辺では異変が起きていたという。 陥没現場近くの飲食店関係者「半年くらい前にここを解体している時に、ちょっと陥没した部分があって」 陥没した現場をよく見ると、工事現場と道路の境となる場所で、ビルの地下部分の壁がむき出しになっている。 地盤工学の専門家、日本大学理工学部の鎌尾彰司准教授は、陥没の要因について「工事側の壁が動いているのが確認できますので、壁が動いたことによって、道路の下の土が工事現場側に流れた」と推測する。 建設中の地下部分の壁がずれ、道路下の土が工事現場に流入。 それによって空洞が生じ、陥没が起きたのではないかという。 工事関係者を取材すると、この地下部分の壁は、以前あった建物の壁を再利用したもの。 この壁が、道路面の土の圧力に耐えられなかった可能性があるという。 日本大学理工学部・鎌尾准教授「この茶色に見えるものが『切梁(きりばり)』といって、壁が動かないように押さえるもの。切梁の力が不足して、土圧によってこの壁が動いたものだろうと推測できる」 さらに、地下水の影響を指摘する声もある。 近隣住民「(工事現場で)水が出たっていうのは業者さんから聞きました」、「井の頭公園とか、池があるでしょ。湧き水があるってことは、地下水が出てくると、この地下水なんかで地盤が緩くなっちゃう」 陥没した道路には水道管やガス管が通っていることなどから、ごみ収集車の引き上げ作業のめどは立たない状態。 道路の復旧にも時間がかかる見通し。
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