1日の米国株式市場では、米8月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計や米8月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景気指数が注目となる。市場予想の平均値は、ADP雇用統計が前月比62万5000人増、ISM製造業景気指数が58.5(前月は59.5)となっており、雇用情勢は堅調が見込まれるが、製造業の景況感はやや低下する見通し。どちらも市場予想と大きなカイ離がみられなければ良好な投資家心理を反映し、底堅い展開が見込まれるが、下ブレるようだと先行き不透明感が強まるもののテーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)の後ズレ観測が浮上すれば株価の支えになり、一方で大幅に上ブレるようなら後退していた早期利上げ観測が強まる可能性があり、そうなると株価の重しになりそうだ。
<主な米経済指標・イベント>
米8月ADP雇用統計、米8月ISM製造業景気指数、ボスティック米アトランタ連銀総裁が講演
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提供:モーニングスター社
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