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みずほフィナンシャルグループ(FG)の広報担当者は31日、19日から20日にかけて起こったシステム障害の影響で、キャッシュカード紛失への対応ができず50万円が不正に引き出される被害があったことを明らかにした。
広報担当者は、ブルームバーグの取材に対し、被害にあった顧客とは連絡を取って対応を進めていると述べた。
共同通信の報道によると、障害は19日午後9時ごろに発生し、午後11時40分ごろに預金者からキャッシュカードを紛失したと電話を受けたが、障害の影響でカードの利用を停止する処理ができず、20日午前9時ごろに他行の現金自動預払機(ATM)で不正な引き出しがあった。
金融庁は、今月発生した今年5回目のシステム障害を受けてみずほFGに銀行法に基づく報告命令を出し、31日が報告期限となっており、報告書では、再発防止策の強化や障害の詳しい原因に関する調査を続けると明記されているという。
麻生太郎財務・金融相は閣議後の会見で、「非常用のバックアップシステムがどう作動するか、確保するかが一番大事なところ」と述べ、みずほFGが金融庁に提出予定の報告書を精査した上で、原因究明と再発防止のフォローアップに努めるとコメントした。
(麻生財務・金融相のコメントを追加し更新します)
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