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米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社 KKRは 東芝への買収提案を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。東芝を巡る買収合戦に発展する可能性がある。
関係者によれば、KKRが検討中の買収案は英投資会社CVCキャピタル・パートナーズが既に提示している210億ドル(約2兆2900億円)の案を上回る可能性が高い。この関係者は、詳細が公になっていないとして匿名を条件に語った。また事情に詳しい別の関係者によれば、カナダの投資会社ブルックフィールド・アセット・マネジメントも、東芝への買収案提示に向けて検討の予備段階にある。買収案をどのような構成にするかなどを詰めているという。
検討は初期段階で最終決定はされておらず、正式な提案に至らない可能性もあると関係者らは語った。
CVCとKKR、ブルックフィールドの広報担当はいずれもコメントを控えた。東芝の米在勤の担当者にも電子メールでコメントを求めたが、これまで返答はない。コメントの要請は米国の営業時間内に行われた。
KKRによる買収提案の計画については、先に英フィナンシャル・タイムズ(FT)が報道。この報道を受けて13日の米株式市場では東芝の米国預託証券(ADR)が一時13%急伸した。
原題: KKR, Brookfield Said to Eye Toshiba Bids After CVC Buyout Offer(抜粋)
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