[東京 2日 ロイター] - アジア時間の原油先物は1ドル超下落している。石油輸出国機構(OPEC)が今週の会合で増産を決定する可能性や中国の需要減少への懸念が背景。
日本時間午前11時ごろの時点で、北海ブレント先物は1ドル超安の1バレル=62.61ドル。前日は1.1%安だった。
米WTI原油先物も1ドル超下落し、1バレル=59.59ドル。前日は1.4%下落していた。
日産証券の菊川弘之氏は、OPECと非加盟産油国で構成するOPECプラスが4日の会合で増産するという懸念があると指摘。会合を控えたポジション調整で、原油価格は引き続き圧迫されていると語った。
OPECプラスは4日、日量最大150万バレルの増産について協議する可能性がある。
また菊川氏によると、中国の製造業データが弱い内容となったことも市場の地合いを圧迫している。
財新/マークイットが1日発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.9で、昨年5月以来の低水準となった。
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