【NQNニューヨーク=川内資子】5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は8営業日ぶりに反発し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=105円30~40銭で取引を終えた。米追加の経済対策への期待から円売り・ドル買いが先行したが、市場予想を下回る米雇用統計を受けて持ち高調整目的のドル売りが優勢となった。
米上下院が5日、予算決議を可決した。これにより民主党は財政調整法を活用することで、単独で追加経済対策を成立させやすくなる。大規模な追加経済対策が実現し米経済の順調な回復を促すとの期待が高まり、円売り・ドル買いが先行した。一時105円76銭と昨年10月上旬以来の円安・ドル高水準を付けた。
ただ、市場予想を下回る米雇用統計の発表をきっかけにドル売りが優勢となった。1月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比4万9000人増と市場予想(5万人増)を下回った。足元で対主要通貨でドルの上昇が続いていただけに、目先の利益を確定したり持ち高を調整したりするためのドル売りが優勢となった。
円の高値は105円32銭だった。
円は対ユーロで5営業日ぶりに反落し、前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=126円90銭~127円00銭で取引を終えた。
ユーロはドルに対して5営業日ぶりに反発し、前日比0.0090ドル高の1ユーロ=1.2045~55ドルだった。5日のアジア市場では米景気回復期待からユーロ売り・ドル買いが入り、約2カ月ぶりのユーロ安・ドル高水準を付けていた。米雇用統計をきっかけに目先の利益を確定する目的のドル売りが優勢となった。
ユーロの高値は1.2050ドル、安値は1.1982ドルだった。
からの記事と詳細 ( NY円、反発 1ドル=105円30~40銭、米雇用統計受けドル売り - 日本経済新聞 )
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