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Monday, February 1, 2021

特集ワイド:この国はどこへ コロナの時代に 白鷗大教授・岡田晴恵さん、緊急事態下の再提言 解除「東京100人未満」に - 毎日新聞

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公衆衛生学者の岡田晴恵さん=東京都千代田区で、玉城達郎撮影

 テレビ出演が多い白鷗大教授の岡田晴恵さんの指先には、ネイルが飾られている。だが、1本の指だけは塗らずにおくことにしている。感染症学を専門とする科学者ならではの理由があるからだ。「ネイルをしていると、パルスオキシメーターで酸素飽和度を正しく測れないんです。これを使えば、酸素と二酸化炭素のガス交換がうまくできているか、つまり肺が正常に機能しているかを確かめることができます」。パルスオキシメーターとは指先に装着する小さな計測器で、その数値は肺炎を判断する一つの指標となる。

 この計測器を自治体が貸し出すようになった背景には、新型コロナウイルスに感染した自宅療養者の増加がある。年末年始に急上昇し、一時は全国で3万5000人を超えた。1月27日時点では2万6000人余となっている。病院のベッドに余裕のある時期は病状観察が必要な感染者を優先して入院させ、若い世代の軽症患者を自宅療養とすることで医療体制を維持してきた。だが、医療崩壊の瀬戸際にあり、入院先の調整がつかない患者も多く、重症化リスクのある感染者が入院できないケースが相次いだ。

 「コロナの自宅療養には急変という落とし穴がある。特に50歳以上や基礎疾患のある人は見守る必要があります」。岡田さんは最も深刻な事態として、…

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