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Monday, July 20, 2020

NEDO、3種類のバイオ由来製品の生産技術を開発するプロジェクトを開始 - マイナビニュース

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2020年6月30日、「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」プロジェクトの実施体制の委託事業先を決めたと公表した。この数カ月前に同開発プロジェクトへの参加機関を公募し、その採択審査委員会を経て、委託事業先を決めたとしている。

このカーボンリサイクル実現を目指すバイオ由来製品生産技術では、従来の石油や石炭などの化石資源由来の炭素(カーボン)系原料ではなく植物などのバイオマス由来を原料とする生産プロセスを駆使したバイオプラスチックやバイオ燃料、医薬中間体などをつくる生産技術開発の確立を目指す。これによってCO2を"有価物"に変えるカーボンリサイクルを実現することを目指している。

同プロジェクトの担当部署は材料・ナノテクノロジー部とバイオエコノミー推進室。このバイオエコノミー推進室は、2019年10月1日にバイオエコノミー関連の技術開発事業を推進する部署として新設されたもの。さらに、NEDOの技術戦略開発センター内には「バイオエコノミーユニット」も新設され、バイオエコノミー推進室と共同で技術戦略の策定とプロジェクトの立案を錬ってきた。

今回のプロジェクトには、3つの技術開発テーマが設定されている。その3つのテーマでは、まず1つ目のテーマである「データ駆動型統合バイオ生産マネジメントシステム(Data-driven iBMS)の研究開発」には、京都大学や九州大学などの大学や企業、一般財団法人などの22機関が、2つ目のテーマである「遺伝子組換え植物を利用した大規模有用物質生産システムの実証開発」には、産業技術総合研究所や北海道大学などの大学や企業、研究開発法人の5機関が、そして3つ目のテーマである「データベース空間からの新規酵素リソースの創出」には、神戸大学や出光興産などの大学や企業、研究開発法人の10機関が採択された。これによって、バイオマスなどを利用するバイオファウンドリー基盤技術の技術開発を目指している。

この3つのテーマによって、化石資源に依存しないバイオマスから物質・製品開発を可能とする技術開発を基にした炭素循環型社会を実現し、持続的な経済成長を可能とするものづくり変革を目指すのが狙いである。

今回、NEDOがバイオエコノミー推進を始めた契機は、2020年2月14日にNEDOが「持続可能な社会の実現に向けた革新的イノベーションへの期待」と題したセミナーを開催し、持続可能な社会である"脱炭素社会"を近未来に実現するための技術開発の方法論を提言し、議論したことにある。その課題の1つが「バイオエコノミー」の実現だった

その具体的な研究開発プロジェクトとして、今回の「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」プロジェクトが始まった。同プロジェクトは2020年度(令和2年度)から7年間の計画で推進される。初年度は総額20億円の予定。今後は同プロジェクトの助成事業の公募も行われる計画だ。

バイオエコノミー推進室の吉木政行室長は「これまでにも『スマートセル創出プラットフォームの構築と実証』プロジェクトを共同で担当してきた。今後は『炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発』や『プラスチック有効利用高度化事業』などの研究開発プロジェクトを推進することを目指している」という。

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July 21, 2020 at 06:30AM
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