グラフィックデザイナーにはそれぞれ自分なりの好みがあり、同じフォントを使いがちになることがあるそうだ。だが、それによって、独自のアプローチや見識で手がけたさまざまなデザイナーたちのフォントを見逃してしまうこともあるという。
そこで、Pierre-Yann Lallaizonによる書籍「Typologie」が登場した。130ページに100種類にもおよぶ現代のフランス語フォントを収録した一冊で、「Garamond(ギャラモン)」 や「Didot(ディド)」になじんだ人に、「Sbire」「Picon」「Garaje」「Retiro」といったフォントのよさを伝えるものである。
各ページにあるフォントは、カラーチャートのようにそれぞれを比較することができ、作業ツールにもなるし、クライアントとの打ち合わせにも使えるし、インスピレーションを得るためのカタログとしてもとしても楽しむことができる。
さらに、制作年やデザイナー名、ファウンドリー名も掲載しており、英語とフランス語で書かれている。セリフやサンセリフのほか、ディスプレイ書体や手書き風の書体などから、普段あまり目にすることのないフォントを知るきっかけにもなるだろう。
また、グラフィックデザイナーのPhilippe ApeloigとGeoffrey Dorneが書いたエッセイを収録。カバーのレタリングは同じくグラフィックデザイナーのStéphane Lopesが担当している。
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July 29, 2020 at 01:41PM
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100種類のフランス語フォントを収録した フォントパレット「Typologie」が登場 - AXIS
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